公園でお友だちと楽しく遊べない娘
幼稚園が終わったあとに、お友だち数人と公園に行くことが度々ありました。公園はママ友同士の交流の場でもあり、互いの情報交換ができる貴重な機会です。しかし娘にとっては、クラスのお友だちとの公園遊びは苦痛の時間だったようでした。
4歳にもなると、遊びの内容に個性が出てきます。息子はかけっこをしたり体を動かすことが好きですが、娘はお砂場遊びや花びら拾いなど、静かな遊びを好みます。そのため公園でも息子と娘は別々で遊ぶようになっていったのです。娘は自分からお友だちを遊びに誘えないのでみんなの輪にも入れず、私の横にぴったりいるようになりました。
娘の言葉に悲しくなる私
その輪には娘と気が合うお友だちがいないため、せっかくみんなで遊んでも娘は暇を持て余し、すぐに帰りたがってしまいます。一方、息子は遊びたいのですぐ帰るわけにもいかず、私は娘につきっきりで遊ぶことになり、ママ友とも話すこともできません。
家に帰ると「つまらなかった。もうみんなと遊びたくない」という娘の言葉に、私はとても悲しくなりました。
双子の友だち付き合いの難しさ
子ども同士で合う、合わないがあるのは当然ですし、娘の性格を尊重して楽しく遊ばせてあげたいと思っています。しかし、公園で遊びたいという息子に我慢させることもできません。そこが双子の難しいところです。
きっと成長と共に、より男女の遊びの違いがはっきりしてきて、それぞれお友だちの輪ができていくと思います。今まではママ同士が仲が良ければ子どもも一緒に遊ばせていました。でも今後はそれだけではなく、子どもの個性や好みを考慮し、ママの交友関係を広げていく必要性を感じました。
娘はお友だちと仲良くなるのに時間がかかったり、気が合う子でないと一緒に遊べない性格です。そのため幼稚園のクラス以外でも、お友だちができる環境を意識するようになりました。最近では習い事を始めたり、違う幼稚園のお友だちと遊んだりしていますが、なるべくたくさんの交流の場を与え、楽しく遊んでほしいと願っています。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/miyuka
著者:村上 素子
4歳男女双子、0歳5カ月男の子のママ。ドタバタな育児生活と並行し、フリーライターとして活動中。