長男の時間をつくる
幼稚園から帰宅した長男は、理由もなくぐずり始め、なぜか私があやしたりやさしくするとさらに機嫌が悪くなるのです。私は「幼稚園で頑張った分、疲れが出ているのかな」と長男の気持ちを理解はしていたのですが対応に困っていました。
そこで、私は幼稚園から帰宅したら10分ほど長男の時間をつくることに。長男を抱きしめ、今日何をしたのか肌に触れながらゆっくりお話しをすることにしてみました。すると、長男は落ち着き、笑顔で私に話しかけるようになったのです。
遠くから様子を見る
時には長男の時間をつくったあとも「もっともっと!」と求められ、夕飯作りや1歳の次男の世話をしないといけない私は困り果てることもあります。自分の希望が通らず怒り、泣き叫ぶ長男。
疲れた私は、長男から少し離れて遠くから様子を観察することにしてみました。最初の10分~15分は長男は大泣きしていたのですが、泣き疲れたのか少しずつ落ち着きを取り戻し、最終的にはおもちゃで遊び始めたのです。私は「長男が自分自身で落ち着かせることも大切」だと感じました。
環境を変えてみる
遠くから様子をうかがっても、長男は一向に泣き止まないときもあります。そんなときは「場所を変えてみる」ことが効果的でした。わが家は庭でニワトリを飼っています。家の中でかんしゃくをおこしている長男の手を引いて、ニワトリを見に行きました。
すると、長男は外の空気を吸うことで少し落ち着きを取り戻し、ニワトリを見て笑い始めたのです。どうしようもなく泣きわめいているときは、このように環境を変えてみると長男の気も紛れていいなと思いました。
ぐずり始めたら私が何をしても機嫌の悪さがエスカレートする一方だった長男。一時は私自身が長男にうんざりして、今の状況から逃げ出したいと思うことも多々ありました。しかし、この3つの方法で長男の場合は落ち着きを取り戻して笑顔になってくれるので、これからも使っていこうと思っています。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/たすこ
著者:岩見 エリ
2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。