※コロナ禍前の体験談です
それは突然やってきて…
当時交際していた彼と城崎温泉に旅行に行く、その日の朝に生理が始まってしまいました。そのとき私は20代前半。生理周期管理アプリなどは使用しておらず、予定日から前後して生理がくることが多くあり、なかなか思うように生理のタイミングを掴むことができていませんでした。
「ナプキンはいつも持ち歩いているから問題ない。でも、楽しみにしていた温泉旅行。体調万全で楽しめないなんて……」と落ち込んだことを覚えています。
温泉に入ることはできない
城崎温泉は、旅館に温泉があるだけでなく、他の温泉施設も自由に利用できる「外湯めぐり券」があることで有名です。今までそのような温泉街へ行ったことはなかったので、とても楽しみにしてた旅行でした。
しかし、生理になってしまったので温泉に浸かることはできません。彼と一緒に足湯を楽しんだり、彼が温泉に入っているときはお土産屋さんを見たりしながら過ごした私。
なかなか行けない温泉街で彼に気をつかってほしくはなかったので、純粋にお風呂を楽しんでくれた彼には感謝しています。
後悔の、そのとき
宿に戻り、夕食の時間に。配膳時に女将さんから「温泉はどうでしたか?」と聞かれ私はドキッ!
そして慌ててしまった私はとっさに「はい、とてもよかったです!」と半分嘘をついてしまいました。その後は彼と温泉について会話をしていた女将さんでしたが、そのうれしそうな表情に、私の中では後悔の思いが次第に強くなって……。
「なんで嘘をついちゃったんだろう……。生理で温泉には入れなかったけれど、足湯や街並みを楽しめたからそれを正直に伝えればよかったのに」とモヤモヤ。
「温泉街にきてお風呂に浸かっていないなんて、気を悪くさせてしまうかな」という気持ちからとっさに出てしまった嘘でしたが、 女将さんも女性。生理だと言えば理解してくれたはずです。生理になってしまったこともですが、とっさについてしまった嘘で後悔の残る旅行にもなってしまいました。
しかし、このことで「絶対にリベンジをしたい!」という気持ちも強くさせました。この一件があってからは、生理日をアプリなどで記録するように。それにより、温泉旅行などの予定を立てる際は気をつけることができ、このときのような思いになることはなくなりました。 だから待っててよ! 城崎温泉!
著者/金崎みい
作画/ののぱ
監修/助産師 REIKO
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