こんにちは。日本コミュニケーション育児協会の珠里です。先日、きょうだいゲンカについて相談を受けました。そこで今回は、5人の子どもの母である私が考える、きょうだいゲンカのメカニズムと解決策をお伝えいたしますね。
きょうだいゲンカは競い合い
わが家の5人の子どもたちの日々のケンカを見て感じることは、「誰がいちばんなのか?」ということを常に競い合っていることが多いように思います。誰がいちばん、早く走れるのか、けん玉がうまいか、野菜を食べたかなどと競い合っています。
お母さんに認められたい
この「誰がいちばんか」の競い合いは、結局のところ「誰がいちばんお母さんに認められているか」の競い合いなのです! 誰がいちばん、お母さんに好かれているのか?お母さんに必要とされているのか?お母さんを助けているのか?お母さんをよろこばせることができているのか?など、みんな「お母さんのいちばん」になりたくてがんばっているんです。
きょうだいゲンカのメカニズム
だから、ちょっとでも「あいつのほうがかわいがられている」「あの子と話しているときのほうが笑っている」と感じると、悲しくて、不安で、相手のことが憎たらしくなってしまうんです。そして、相手を傷付けたけたくなってしまって、いじわるなことをしてしまったり、言ってしまったりしてケンカが勃発する、というのがきょうだいゲンカのメカニズムだと感じます。
解決策のひとつが「子どもをほめること」
このメカニズムを解決するには、お母さんがお子さんのことを、ことあるごとに「ほめる」ということ!「ケンカばかりしている子どもたちをほめる気になれない」という気持ちはよくわかります。ですので、お子さんを思い浮かべて出てきた“いいところ”をひとつだけあげてください。たとえば、明るい、まじめ、やさしい、世話好き、素直、よく笑うなど、なんでもいいんです。
ほめれば認め合って、きょうだいがなかよしに!
そのいいところを、いろいろな場面で本人に伝えてあげてください。それはきょうだいがいる前でも同じです。きょうだいとその子の話をしているときにも「○○って、いつも明るくてこっちまで明るくなるよね~」「○○は本当にまじめだよね、きっちりしていて頼りになるよね」などとほめてくださいね。
「ほかのきょうだいがやきもちをやくのでは?」と思われがちですが、きょうだい全員を同じようにほめれば、やきもちよりもきょうだい同士がお互いのいいところを認め合うことができ、ケンカは自然と減っていきますよ。
ぜひ、お子さんのいいところをほめて、きょうだいゲンカを減らしてくださいね♪
日本コミュニケーション育児協会(JCCRA)理事、トイレトレーニングアドバイザー®養成トレーナー、「子育てをもっとハッピーに!」をモットーに5人の子育ての経験を活かして、トイレトレーニングアドバイザー®として活動。その他「子どもの心と体に触れるコミュニケーション子育て」を発信しています。