赤ちゃんの病気についてすべて話し、やさしい義父母がどんな反応するのだろうかと不安で義両親の顔を見ることができないまま、頭を下げると……。
義両親が夫婦にかけた言葉とは……
この後、お二人は義妹の話をしてくれました。義妹は生後4日で心臓に異常が見つかり、すぐ投薬治療が始まったそうです。
生まれたての小さな体にたくさんの管がつけられて驚いたと明るく話してくださいました。
その当時のお二人の気持ちは想像してもしきれません。
そんな経験をした義両親だからこそ出てきた言葉だったのかなと思います。
赤ちゃんの病気について、どんな反応をされ、何を言われるのかずっと不安だったちょるりさん。
ちょるりさんは、義母の「新しい命を授かれただけでよかった」という温かい言葉と義父の「何も心配しなくていいよ」という心強い言葉に、胸がいっぱいになりました。
赤ちゃんがお母さんのおなかの中で大きく育っていってくれているだけで十分幸せなこと。そう思ってくれている家族が周りにいるだけで、心の支えになり、不安も減っていきますよね。たくさんの愛を持っているちょるりさんの義両親は、赤ちゃんが生まれてきてからも、きっと赤ちゃんに温かい愛情を注いでくれるのではないでしょうか。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
-
前の話を読む8話
「顔を上げられない…」わが子の病気の話をしに義実家へ。義両親の対応に不安が募り… #先天性異常を持った娘を妊娠出産した話 8
-
次の話を読む10話
「多少の心構えはできた…」先天性異常を持つわが子の誕生間近。母の覚悟の変化とは… #先天性異常を持った娘を妊娠出産した話 10
-
最初から読む1話
「え…!?」生まれたわが子をすぐに抱いてあげられない理由とは… #先天性異常を持った娘を妊娠出産した話 1