生理周期が乱れてしまった
私はもともと、生理周期が安定しているタイプ。そのため、生理日管理アプリで「そろそろ生理がくるな」と思ったら、生理予定日の前日からナプキンを着けるようにしていました。
ところが、予定日より1週間も早く生理がきてしまったことがありました。それも仕事中にです。そのときはズボンに経血が滲んでしまい、慌てて外出用の仕事着に着替えて、なんとかその場を乗り越えましたが……。これがきっかけで、胸の張りや甘い物が食べたくなるなど、生理の予兆がきたら、たとえ予定日の1週間前でも小さめのナプキンを装着するようになりました。
すると、今度はそんな月に限って1週間も生理が遅れるのです! そんなことが何回も続くと、当然、ナプキンだって長い期間着けていなければなりません。そのうち、ムレなどが原因でデリケートゾーンが荒れてきてしまい……。
婦人科や心療内科で相談したら…
デリケートゾーンの荒れにどうしても耐えられなくなって、私は産婦人科を受診しました。診断の結果、カンジダ腟炎にかかっていることが判明。以来、デリケートゾーンが不安定になって、私の体は毎月のようにカンジダ腟炎を繰り返すようになってしまったのです! しつこく繰り返すカンジダ腟炎に、内心は泣きたい気持ちでいっぱいで、「ずっと付き合っていかなければいけないのかなぁ」と絶望していました。
当時は、過労が原因で心療内科にも通っていました。そこでは、カウンセラーの看護師さんが親身になって話を聞いてくれるため、私は個人的なことも関係なしに何でも相談していました。そのとき看護師さんからいただいたアドバイスが心に響き、私のカンジダ腟炎との付き合いは一変したのです!
看護師さんからのアドバイス
「予防することは大事だけれど、予防する行為がかえって気を張らせてしまうこともあるから、事が起きてから対処するのもよいのではないでしょうか?」と、看護師さんは告げたのです。
確かに、生理1週間前からナプキンを着け始めて、「いつ生理がくるのかな? まだこないな……」と不安に思う日々を過ごしていると、心も体も疲れてしまいます。仮に経血で下着が汚れてしまったら着替えればいいし、洗えばいい。看護師さんの言う通りだと思いました。
それからは看護師さんの言葉に従って無理に予防するのをやめ、生理がきてからナプキンを着けるように。ナプキンをつけている期間が短くなってムレがマシになり、「いつ生理がくるのかな?」と思い悩むストレスからも解放された結果、カンジダ腟炎が見事に完治! 心理状態もかなり改善されました!
当時24歳だった私は、仕事で多忙を極めていました。振り返ってみると、生理周期の乱れやカンジダ腟炎発症の発端となったのは、仕事によるストレスだったのかもしれません。
看護師さんのアドバイスは、ストレスを抱えてつねに気が張っていた私にはとても刺さりました。「頑張って無理してまで予防しなくてもいい。あとからできることをやればいい」。この言葉は、生きるうえでいろいろな場面に当てはまると思います。看護師さんのひと言で、人生においては何事も「のんびり」構えておくことも大切なのだと学びました。
監修/助産師REIKO
文/新米 妊婦子さん
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