楽しみな妄想が膨らむホテルステイ
今から10年前くらいのことです。当時、私が勤務していたエステティックサロンの売上がとても良く、会社で会員制のオシャレなホテルに1泊で旅行に行くことになったのです。近場ですが、行ったことがないようなホテルステイに私を含めスタッフ全員でテンションが上がり、とても楽しみにしていました。
温泉やサウナ、ジャグジー、プールなども充実していて、「何を着ていこうか?」「水着を持っていく?」など大盛り上がりです。大浴場もあるし、お部屋のお風呂もすてきだったので、1泊2日でどちらも楽しもうと張り切っていました。私は水着を新調し思いっきり泳ぐ気でいたのです。
まさかの旅行前に生理に
私はもともと生理不順だったのですが、そのころには比較的順調にくるようになっていました。しかしピッタリ28日というサイクルではなかったので、少しでもズレたら旅行に被ってしまうかもしれないない……と思っていました。旅行前の約1カ月間、旅行を楽しみにしつつも、どうか生理が被らないでくれ!と祈るような気持ちで過ごしていました。
そして、旅行の3日前のこと。私の不安が的中してしまったのです。生理が早くきてほしくないという不安な気持ちで過ごしていたからなのか、旅行に行く前に生理になってしまいました。
温泉もプールも絶望的。この日のために新調した水着は出番がなくなってしまいました。
生理でも楽しむにはどうするか?
予想はしていたものの、いざ実際に生理になってしまったことで、せっかくの温泉やプールに入れないことはショックでした。ホテルに着いてから生理になるよりはよかったのですが、すごく楽しみにしていた分、ショックが大きかったです。
でも、しょんぼりしていてはもったいないと思い、みんなは大浴場に行ったのですが、私はひとりで部屋のお風呂を楽しむことにしました。万が一、生理になってしまったら部屋のお風呂を満喫しようと、タンポンを持参したのです。タンポンを使用しても、大浴場に行くのは気が引けたので、ひとりで部屋のお風呂でバブルバスを楽しみました。
翌日はみんなはプールに行ったのですが、私はプールもあきらめ、エステに行くことに。タンポンを使用してプールに行くことも考えましたが、せっかくきたのでエステの勉強も兼ねてリラクゼーションタイムにしたのです。
旅行に行く前は、「生理と被ってしまったら温泉やプールに行けなくて楽しみが半減する……。ホテルステイが楽しめない!」と思っていました。しかし、生理で大浴場とプールに行けないだけで、部屋のお風呂とエステを充分楽しむことができました。みんなと同じことはできなくても、ひとりの時間が取れてゆっくり過ごせたので、今ではそれも良い思い出です。
著者/ sugar111 佐藤 幸代
監修/助産師 REIKO
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