不妊検査を受けてみると…
妊活を始めて数カ月が経過。残念ながらなかなか妊娠できず、生理が定期的にやってきます。私の中で33歳は「遅めの妊活」と感じていたこともあり、焦った私は、妊活を始めてから1年は経っていないかったものの、不妊検査を受けることにしました。
すると、私は無排卵症であると判明。なかなか妊娠できないのは、病気のせいだったのです。
無排卵症では、月経時に出血は見られるものの、排卵が起こらないと言われています。症状としては月経異常のほか、不正出血や不妊などが起こり得るそうです。医師にも、「今までの生理は、生理としての出血だけでなく、不正出血だったときもあったでしょう」と言われてしまいました。
確かに思い返せば、毎月きちんと生理はきていましたが、周期が長く、出血量も月によって多かったり少なかったりとまちまちでした。まさかそこに不正出血が含まれていたとは……。自分が無排卵症だと知ってかなり驚きましたし、私は妊娠できるのか、不安になりました。
無排卵症の治療を開始
その後は、医師に「治療をしっかりしましょうね」と励ましの言葉をもらい、薬で排卵を促すようにすすめられ、排卵誘発剤が処方されました。
そして、医師の提案通りにしばらく無排卵症の治療を続けた結果……なんと妊娠することができました! 早々に不妊検査を受け、早く病気に気づけてよかったです。おかげで、待望のわが子を授かることができました。
検査を受けていなかったら、無排卵症だと自覚する機会はなかったと思います。ずっと生理が正常にきていると思い込み、不妊に悩んでいたままだったかもしれません。病気に早く気づけたおかげでいち早く治療を始め、無事に妊娠できたので、「まだ妊活を始めて1年も経っていないし……」と考えず、早めに検査を受けてよかったと思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
文:ながさわかなさん/女性・主婦
イラスト:すうみ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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