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「腰が痛い」はカラダからの緊急SOSだった!?何年も続く腰痛の原因は…

20代前半のころ、私が生理痛やPMS(月経前症候群)と同時に悩まされていたのが「腰痛」です。腰からおしり、ひどいときには脚全体が痺れて、2時間の映画を座って観るのもつらいほど。何度も整体や整骨院、鍼灸院に通いましたが、なかなか改善されません。そこで婦人科を受診したところ、ある病気が隠れていたことが判明したのです。

「腰が痛い」はカラダからの緊急SOSだった!?何年も続く腰痛の原因は…

 

腰痛の原因は坐骨神経痛?

昔から生理痛は重いほうでしたが、20代前半での就職を機に、生理やPMSの症状が悪化した私。生理周期も乱れるようになりました。

 

主な症状は腰痛で、日頃から腰に違和感がありました。腰を叩いたりウエストをねじったりして何とかその違和感を解消しようとしていましたが、一向に良くなる気配はなし。脚の痺れや長時間同じ体勢でいることがつらくなり、ネットでいろいろ調べた結果、私は「坐骨神経痛」を疑いました。

 

しかし、整骨院でも異常はなし、整体で温治療を受けても効果はありません。そこで鍼灸院を訪れて鍼治療を受けたところ、症状が少し和らいだので、それからは鍼灸院で定期的に体のメンテナンスをするようになりました。

 

不正出血で初めての婦人科受診

その後は、鍼灸院と趣味で始めたヨガのおかげか体の調子が良くなり、乱れていた生理周期も安定。相変わらず腰痛はありましたが、それは慢性的なもので今後もずっと付き合っていくしかないのだと、もはやあきらめていました。

 

そんな中、突然不正出血があったのです。不安を感じた私は婦人科を受診。「卵巣が腫れているように見えるけど、生理がきそうな状態なので様子を見ましょう」と医師に言われたため、少し様子を見ることに。それから2日ほど経って生理がきたので、それ以降は婦人科を受診することはありませんでした。

 

急激な体調悪化で4年ぶりに婦人科を受診

その後、しばらくは生理周期も安定しており、生理痛も市販の鎮痛薬を飲めば耐えられる程度でした。しかし、ある時期を境に、生理前日になると腰の痛みが背中まで広がり、頭痛で動けなくなるなど、急激に体調が悪化したのです! そのうち、生理やPMSに関係なく夜中に突然嘔吐したり、通勤中に気を失いそうになるような腹痛にも襲われるように。

 

安定していたはずの生理周期も10日ほど遅れるようになり、「これは坐骨神経痛なんかじゃない。やっぱり生理かPMSが関係してる気がする!」と思った私は、4年ぶりに婦人科を受診しました。

 

腰痛の原因は子宮内膜症だった

婦人科で診てもらうと「卵巣が10cmに肥大しているので大きな病院を受診してください」と総合病院を紹介され、なんと即手術が決定! 手術は無事に終わり術後の説明を受けると、卵巣チョコレート嚢胞のほかに、子宮内膜症が「ダグラス窩(子宮と直腸の間)」にもできていたとのこと。

 

これが、私がずっと悩まされていた腰痛、生理痛の原因だったのです。4年以上痛みに耐えて、ようやく腰痛の原因がハッキリしました。

 

 

 

現在は、低用量ピルを飲みながら子宮内膜症の進行を抑えています。長年悩まされていた腰痛もほとんどなくなり、手術前よりもだいぶ快適に生活ができていますが、「早期発見であれば、手術をしなくて済んだかもしれない。早く婦人科を受診すればよかったな」と反省しています。

 

著者/はやたなぎさ
作画/ののぱ
監修/助産師 REIKO

 

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