細かくお義母さんの料理と比べられ…
ネットのレシピを頼りに、結婚後は慣れないながらも料理を頑張っていた私。しかし、そんな私に配慮する気のない夫は、「母さんの味付けはもっと甘かった」「母さんが作るよりも味付けが濃い」「母さんはもっと食材を細かくしていた」などと、義母の手料理と比べて、私の料理をけなしてくるのです!
私はおいしい料理を作りたいだけで、お義母さんの味を再現したいのではない! と、内心はかなりイライラ。でも、慣れ親しんだ母の味を求める気持ちも少しはわかるので、最初はグッと怒りを抑えていました。
「母の料理が一番」夫の発言にショック
しかし、夫は、私が料理を作るたびに文句を言ってくるのです。そして我慢ならなくなった私は、ついに夫への怒りが爆発! 「そんなにお義母さんの料理が好きなら実家に帰りなよ!」と、思わず大声で怒鳴ってしまいました。
夫はびっくりしながらも反省した様子で、「ごめん」と謝ってくれました。しかし、夫は続けて「母の味は思い出の味だから、俺にとっては不動の一番なんだ」と、余計なひと言を付け加えたのです。せっかく、これから料理を頑張ろうとしているのに……。「母の味が一番!」と宣言されてしまったことで、私は料理へのやる気をなくし、大きなショックを受けました。
慣れ親しんだ思い出の母の味が一番であることはもちろん理解できます。でも、わざわざ口に出して「母の料理が一番。それは変わらない」とは言わないでほしかったのです。
お義母さんの味といちいち比べないで!
夫の「母の料理が一番」発言はとてもショックでしたが、きっと悪気があっての発言ではありません。夫は天然というか、昔からそういう性格なのです。そのため、この発言を掘り下げて怒ることはしませんでした。
ただ、お義母さんの味を再現するつもりはないことを、夫には理解してほしい。そう考えた私は、夫に「お義母さんの料理と比べないでほしい。別にお義母さんの味を目指しているわけじゃないから」と伝えました。それ以降、夫が「母さんの味と違う」などと、いちいち批判してくることはなくなりました。
「母の味が一番」と発言し、細かく義母と比較して料理にケチをつけてくる夫には、とっっても腹が立ちました!! が、夫にとっては慣れ親しんだ母の味が一番であるのは、仕方がないことだとも思いました。
私が目指しているのは義母の味ではありません。今は、「私は私! 義母は義母!」と気持ちを切り替え、私ならではの味を目指しています。いつか夫に「嫁の味が一番!」と言ってもらえるように、私なりの味を目指してこれからも料理を頑張っていこうと思います。
著者/やん子
作画/こいでちゃこ
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