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体調が悪い妊婦の私を放置して夜遊びする夫…。号泣しながら伝えても、まったく理解できない様子で!?

コロナ禍で妊娠した私は、なかなか人と会うことができず、ストレスの溜まる日々でした。妊婦で働くことの大変さを感じながらも、里帰り出産をやめ、居住地の産院での出産を決意。しかし、何もしてくれない夫へのイライラが募って……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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30歳目前で妊娠

結婚して2年が経ち、30歳目前で待望の赤ちゃんを授かることができました。夫は妊娠をしたことを予想以上に喜んでくれて、とても安心しました。日頃からやさしい夫ですが、なんとまったく家事ができません……。

 

私が妊娠しておなかが大きくなってきたことをきっかけに、夫に家事をお願いすることに。まずはお皿洗い、そして洗濯を覚えてもらいました。ズボラな性格もあり、仕上がりはイマイチですが、夫が手伝ってくれて助かりました。

 

それ以外にもやってほしいことはたくさんありますが、不器用な夫には精いっぱいらしく、それだけでもやってくれればいいかなと最初は思っていました。しかし、つわりが予想以上にひどくなり、何も口にすることができなくなってしまった私。

 

夫に頼りたかったのですが、ちょうど仕事が忙しい時期で、私の体調に構っている暇がありませんでした。

 

体調が悪い妻を放って遊びにいく夫…

体調が悪化した私は産院で診察を受け、休職することに。このころから、毎日病院で点滴を打つことになりました。夫は口では心配してくれるものの、仕事が忙しくなったのを機に家事を一切しなくなってしまい、家の中はゴチャゴチャ。

 

私は精神的にどんどん追い詰められていきました。さらに、私の体調が悪いことを知りつつ、夫は夜中まで遊んでくる始末。

 

私は夫の前で大号泣し、しばらく話をしないことに決めました。しかし夫は、なぜ怒っているのかわからないらしく、次の日の朝もケロッとしていたので、夫の気が知れませんでした。

 

母に支えられ、仕事に復帰

そんな中、私にとっての支えは母でした。母は少し遠いところから定期的に会いに来てくれて本当に助かりました。

 

その後2カ月半、産院で点滴を打ち、仕事に復帰することができました。夫は転職をして新しい仕事に前向きに取り組んでいたので、家事についても細かいことを言わず、体調が大変な日でも私が頑張っておこないました。

 

こうして不満を抱えながら、残りの妊娠期間を過ごしたのです。

 

 

ついに出産日当日

そしてついに出産の日を迎え、夫と一緒に産院へ向かいました。私たちにとって初めての子どもだったので、ワクワクしていました。産院で検査してもらうと、子宮口がまだ十分に開いていなかったので、夫は一度帰ることに。

 

その後、陣痛がひどくなり信じられない痛さにひとりで耐え続け、子宮口の開きが良くなってきたところで、夫を呼びました。その時点で朝の4時。夫も緊張していて、仮眠もできなかった様子でした。

 

いよいよ分娩室へ移動することに。事前に立ち会い時にしてほしいことを、夫に伝えていたおかげで、汗を拭いて飲み物を飲ませてくれたり、仰いでくれたりしました。手も握っていてくれて安心感がありました。

 

陣痛が一時遠のきながらも、最後の力を振り絞ると、2時間後にわが子が生まれました。感動的な瞬間に夫も涙を流して喜んでくれ、会陰部を縫っている間もずっと私の頭を撫でてくれました。夫は夫なりに、自分のできることをしようとしているのかな、とそのとき感じました。

 

産後1カ月経って家に帰ると…

産後は、実家で育児をすることに。1カ月経って自宅に戻ってみると……。家の中が泥棒に入られたみたいにゴチャゴチャで、ガックリ。家事ができない夫をひとりにさせると、こうなるのかと落胆しました。

 

その日から、また夫への家事指導を始めました。家事ができない夫にイライラする日々ではありますが、私の負担をなくそうと、家事を進んでやってくれる夫のやさしさにはいつも助けられています。

 

 

宝物である子どもができたことで、夫は仕事が終わると夜遊びをすることなく、家に帰ってくるようになりました。そんな夫を見て、「誰にでも苦手なことはあるのだから」と少しおおらかな目でみられるように。夜遊びをしていたことについても改めて冷静に話をしたら、夫は理解し反省してくれました。そのこともあり、以前よりも夫の大切さを感じられるようになり、日々幸せに過ごしています。

 

 

著者:小谷綾瀬/30代女性・会社員。旅行が趣味で、暇と時間があればいつでも海外に行きたい三十路。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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