子どもができたとき、夫は大喜びしてくれた。でも、妊娠してからは、おなかの娘に関心を示さなくなってしまった。
「きっと一緒に住んだら変わってくれるはず」
「きっと育児に慣れたら変わるはず」
そう信じて、我慢しつづけていたけれど、夫はますます仕事に没頭して、表情も怖くなり、妻にイライラすることも増えていき……結局夫が変わることはなかった。
いつか戻ると期待して、そのたびに失望を繰り返した…
「つらい」「悲しい」「やめて」
言葉にして伝えようとしてきたけれど、聞いてもらえなかった。
「働いていないから」と見下されて、「主婦なんだからやって当然」と感謝さえされない。
ありがとうの一つもない。
昔の彼は、そんな人ではなかった。
とってもやさしくて、思いやりのある人だった。
だからこそ、変わってしまったということが受け入れられなかったのかもしれない。
「いつかあの時の彼に戻るかもしれない」
そう期待しては裏切られ、失望することを繰り返し、傷ついていった。
ちなきちさんの最新投稿は、SNSやブログから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
-
前の話を読む293話
「だんだん怖くなったよね」娘に無関心な夫。信じていたけれど、生まれたあとも変わらなくて #僕と帰ってこない妻 293
-
次の話を読む295話
「私が愛情を注げばいい」無関心な夫の分まで可愛がると決めた。でも本音は羨ましくて #僕と帰ってこない妻 295
-
最初から読む1話
「しばらく帰りません」妻が子どもを連れて家出。飲み会のあと帰宅すると置き手紙が… #僕と帰ってこない妻 1
「私が自信ないのはお母さんのせい!ひどい!」→でも事情も話さず娘と実家に長期居候
このひたすら続く「デモデモダッテ」「ワタシカワイソウ」「オレワルクナイ」を聞かされたのかと思うと…なんというか、不憫というかお疲れ様です
って気持ちに最近なってる😅