こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。今日は、離乳食に使うときのおすすめの食器と選ぶポイントをお話しますね。
離乳食を始めるときにあったら便利な食器類
底の深い器
離乳食はとろとろしたものが多く、平たいお皿だとスプーンですくいにくいため、そこの深い器があると便利です。スプーンを使う月齢になっても、底が深い器の方がすくいやすくおすすめです。
平たいお皿
離乳食後期頃から手づかみ食べが始まります。手づかみメニューが始まったら平たいお皿があるといいですね。
コップ
離乳食時の水分補給にあると便利です。ママが持って支えるときも、赤ちゃんが持って飲むときも、取っ手が付いているものがおすすめです。
スプーン
離乳食の時期によって、さまざまなスプーンがあります。たとえば離乳食初期のときは、肌触りのいいやわらかいシリコンタイプのもの、スプーンを握れるようになってきたら、持ち手が握りやすい形になったものなど、さまざまなスプーンが販売されています。
食器を選ぶときのポイント
割れにくい
赤ちゃんが使うものですので、割れにくい食器を選びましょう。たとえば私の子どもの失敗例ですが、陶器のコップで手作りのミックスジュースを飲んでいたときに、ジュースがなくなって、怒って投げたことがあります。もちろん陶器は割れました。赤ちゃんにとって、陶器の器を使う経験も大切ですが、使うときは危険のないように大人がそばで見守りましょうね。
消毒ができる
赤ちゃんの内臓機能は未熟です。とくに離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは、食器をはじめ、調理器具を毎日消毒することが望ましいです。1歳過ぎても、定期的に消毒すると安心です。
月齢の離乳食に合った形
とろとろの離乳食のときにすくいにくい深皿にしたり、完了器で形状のあるものなのに離乳食初期のやわらかいスプーンを使ったりなど、各月齢の離乳食に合っていないと、赤ちゃんも食べにくいものです。月齢の離乳食に合った食器を選んでくださいね。
赤ちゃんが使いやすいもの
すくいやすいスプーンや食器を選ぶこともポイントです。小さい手の赤ちゃんに長いスプーンは使いにくい場合もあります。
ママも赤ちゃんも楽しく感じるデザイン
デザインも大切ですよね。ママと赤ちゃんが好きな色やキャラクターの食器を使うだけで、ママもテンションが上がるのではないでしょうか。
ベビー用品店には、さまざまな食器が販売されています。ママが気に入って、赤ちゃんが食べやすい食器が見つかるといいですね!
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。