※マスクをしている場面でもマスクは省略しています。
※手術、流産を含むお話です。つらい気持ちになられる方は閲覧にご注意ください。
妊娠検査薬で陽性反応が出たペンコさん。コロナ禍ということもあり「確実に赤ちゃんが確認できるようになる週数になってから受診しよう」と妊娠6週目と予測したあたりに、産婦人科を受診しました。しかし、「赤ちゃんが見える可能性が高い」はずだったのに、子宮内を映したモニターには何も映らず、「排卵日がズレたせい」「流産」「異所性妊娠(=子宮外妊娠)」という3つの可能性を告げられました。
どちらかといえば、私はプラス思考なので、子宮外妊娠の可能性があることはわかっていたけれど、どこかで「大丈夫かも」という希望を込めた考えがあったんだと思います。しかし、診察室で自分でも見られるモニターに何も映らなかったとき「そっか……2択(流産か子宮外妊娠)」と覚悟しました。
夫にも、赤ちゃんが見えず「排卵日がズレたせい」「流産」「異所性妊娠(=子宮外妊娠)」という3つの可能性を告げられたことを伝えたペンコさん。しかし、夫は次の受診日に出張が入っており、一緒に受診することはかないませんでした。ただ、ペンコさんには元気いっぱいの長男くんがおり、長男くんと一緒に慌ただしい毎日を過ごしていたため、検索魔にもならず、「きっと大丈夫!なんとかなる!」という思いでした。しかし、再受診した産婦人科でもモニターには何も映らず……。医師には「子宮外妊娠の可能性が高い」と言われてしまったのです。
日本産婦人科学会によると、医療機関で確認された妊娠の15%前後が流産となり、その8割以上が妊娠12週未満の早い時期に起こるそうです。妊娠初期はとても不安定な時期なのです。
※この漫画は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※異所性妊娠(子宮外妊娠)とは:受精卵が子宮内膜以外の場所に着床することを「異所性妊娠」と言います。異所性妊娠では、受精卵が卵管に着床するケースがほとんどで、卵管自体が破裂してしまうことがあります。卵管破裂になると大出血が起こり、激痛に襲われ、緊急の手術が必要です。異所性妊娠は、最初のうちは正常妊娠と変わりなく経過するため、自分ではなかなか異常に気付きませんし、妊娠検査薬でも正常妊娠と変わらない反応が出ます。そのため、妊娠に気づいたら早めに産婦人科を受診し、子宮の中に胎嚢があるかを確認することが必要です。
監修/助産師REIKO
ペンコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。
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