PR案件の依頼DMが届きました。見てみると、好条件、高単価でかなりいい内容。「やります! ぜひ詳細を教えてください!」そう返信すると、すぐに詳細が送られて来ました。
「ではこのアプリをダウンロードしてください」M美さんがアプリをダウンロードしようとすると……?
「あと1枠…」急かされた末に登録!
「あれ? 待ってこのアプリ……登録するのに住所や電話番号クレジットカード情報まで入力しなきゃいけないの?」
不審に思ったM美さんは……
「クレカ情報なんて必要なんですか? なんか怪しいんですけど?」
依頼主に問い合わせました。
すると……
「はい。身元がしっかりされている方じゃないといけないので……」
「それより、この案件は数に限りがございます。他の方に先に受けられてしまうと、できなくなってしまいますのでご了承ください」
そう返信が来ました。
「待って待って、急かさないでよ!」
依頼主から枠が減り、残りあと1枠になったと連絡が来て、焦るM美さん。
「あー! 待ちなさいよ!」
「もしこれを逃したら……この案件が他のインフルエンサーに取られる。うーそんなの許せない!」
「恐れ入ります。今最後の1枠が埋まりそうなので、この話はなかったことに……」
依頼主からそんなメッセージが届き、さらに焦るM美さん。
「あー! 待ちなさいよ! やらないなんて言ってないでしょ!」
「絶対に私がやる! ほら入力完了! よし登録!」
すべての情報を登録してアプリをダウンロードしたM美さんですが……?
アプリを登録するため、住所やクレジットカードなどの個人情報をたくさん入力しなければならなかった今回のPR案件。「最後の1枠になったので……」という常套句で、考える時間をなくして正常な判断ができないようにするのは、詐欺の気がしてなりません。皆さんだったらこんな案件、引き受けますか?