小規模保育園しか空きがない
私の住む地域は、保育園の激戦区で待機児童もたくさんいるような場所。妊娠中から保活をし、たくさんの保育園の見学をしてきました。職場の先輩から「絶対に子どもを入れたい希望園があるなら、育休は1年取らないで0歳児4月の時点で切り上げて職場復帰したほうがいいよ。1歳になっちゃったら、途中入園は厳しいから」と聞いていました。
私は、1年間は自宅で子どもの成長を見守りたかったので途中入園にかけることに。結果、職場近くの小規模保育園にのみ空きがあり、そこに入園することにしました。
小規模保育園はデメリットばかり?
小規模保育園と聞くと、園庭がない、またはあっても狭い、園内が狭い、2歳児クラスまでしか在園できないなどのデメリットが浮かびます。実際に息子が通うことになった小規模保育園にも園庭はなく、園内もとても狭く感じました。
ですが実際に通ってみると園児の人数が少ないからなのか、どの先生も息子のことをよく把握してくれていて、お迎えに行くと園長先生や他のクラスの担任の先生でも、その日の息子の様子を詳しく教えてくれて安心感がありました。
小規模保育園のメリットは?
入園前に保育園の見学に行った際、「アットホームな雰囲気を大切にしています」と園長先生が言っていたように、運動会やクリスマス会もあたたかい雰囲気で、イベントも家族みんなで楽しむことができました。
また、人数が少ないので園児全員が同じ部屋で過ごすことも多く、息子が最年長クラスに上がったときには「今日、赤ちゃんの○○ちゃんが泣いてたから、いないいないばぁしてあげたんだよ」と話してくれたことがあります。下にきょうだいがいない息子にとって、「いい経験をさせてもらったなぁ」と感じることもありました。
私は小規模保育園と聞くとデメリットが多く浮かんでいました。しかし実際に息子を2年半通わせてみて、小規模保育園ならではのメリットも多く感じました。その後、定員120人の大きな保育園に転園しましたが、私も息子もいまだに前の小規模保育園が恋しくなるときがあるくらい、息子には合っていたようです。
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著者:吉川 みきな
13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。