※コロナ禍以前の体験談です
生理中に入院することに
ある日、おなかに痛みを感じ「下痢かな?」と思っていたら、なんと血が! 焦って病院に行くと、細菌性の腸炎と診断され、7日間の入院が決定しました。
このとき私は生理中でしたが、点滴が繋がっており、自分ひとりでナプキンを替えるのが難しく……。「看護師さんにナプキン替えるの手伝ってもらわなきゃ」とつぶやいた私に、お見舞いに来ていた夫が「俺が替えてあげるよ!」と言ったのです!
私は「嫌や! 恥ずかしすぎる!」と必死に訴えたのですが……。
無理やり服を脱がせてきて
「大変なときやから、頼ってや!」と熱弁する夫。しかし、「いやいや、そういう問題じゃないのよ。嫌なものは嫌!」と私も譲れませんでした。そんな私を見て、夫は説得しても無駄だと察したのか、ついに無理やり服を脱がそうとし始めたのです。
そんなやりとりの中、徐々に冷静さを取り戻していった私はふと思ったのです。「夫にナプキンを替えてもらうって、生理を理解してもらえる機会でもあるし、実は貴重!?」と。そして、私の気持ちは「夫に頼る」ほうへ傾いていき……。
夫に頼むことに
さっきまで「夫にナプキンを替えられるなんて嫌! なんとしても阻止せねば……」と躍起になっていた私ですが、意を決して夫にナプキンを替えてもらうことに! 夫にズボンと生理用パンツをおろしてもらい、ナプキンのくるみ方を教えました。
予想外の状況をポジティブにとらえていたものの、実際に夫がナプキンを替えてくれている数分間は、さすがに恥ずかしすぎて……。生理3日目にしては経血量が少なかったのが、せめてもの救いでした。
入院したことによって、夫にナプキンを替えてもらうことになるなんて思ってもいませんでした。私を気づかう気持ちからの行動だとは思いますが、生理を理解しようともしてくれたのかなと感じた出来事です。これまで「夫は忙しいから……」と思い、家事をなかなか頼めなかった私。しかし、この出来事があってからは、気持ち的にも夫に頼りやすくなったため、意を決してナプキン交換を頼んでみてよかったなと思っています。
著者/マツノミユ
監修/助産師 REIKO
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