事情を知らない母は「どうせ雪穂が悪いんでしょ」と決めつけて話したが、夫は「全部俺のせいなんです」ときっぱり否定した。
小さいころから母に人前で誹謗され続け、少しずつ傷ついた。本当に自分が「出来の悪い子」だと思うようになり、自分に自信が持てなかった雪穂。
結婚前の彼は、「もし今後、お母さんが俺にもそういうことを言ってきたら、はっきりと否定するよ!」と言ってくれた。
約束を守ってくれた……やさしかった昔の夫を思い出した雪穂。でも、これまでのひどい夫の言動が頭をよぎって……。
妊娠してから別人のようになった夫…ずっと悲しかった
そうだった……ずっとずっと自分に自信がなかった私が自分を好きになれたのは、彼のおかげだった。
「可愛くない」「愛嬌がない」「根性がない」
小さいころからそう言われ続けて、すり減ってしまった心を満たしてくれた。
今まで否定されてきた自分にとって、彼がストレートに褒めてくれる言葉が恥ずかしくて、むず痒くて、嬉しかった。
でも、妊娠してからのカズ君は……。これまで何度伝えても、お願いしても、ダメだった。ひたすら孤独で、悲しかった。
そんな彼をまた信じてもいいの?
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雪穂さんは雪穂さんが思う、私への愛し方をカズにしてほしい。私が思う、結への愛し方をしてほしいってこと。
そうでなければ愛されている感じがしないってこと。
お母さんにはお母さんの愛情が。
お父さんにはお父さんの愛情が。
カズにはカズの愛情が。
全ては正しいわけではなくても各人には確実に愛がある。
その愛と、自分がほしい愛が一緒ではないから、愛されてないという報告に結論が傾きだち。
雪穂を取り巻く人に愛はある。
でもそれは、今の私にはちょっと違うんだ。
こうしてくれた方が嬉しいんだ。助かるんだ。
そのかわり、私は何をしたらいい?
どうしたら、みんなで、心地よくすごせる?
嵐のように捲し立てるほど 負の感情が溜まってしまう前に、考えたり、話し合ったり出来たらよかったし、そういうふうに変わってほしいなと思う。
いつまでも可哀想な私と酷いお母さんや旦那との関係で終わってほしくないわ。
あと、結ちゃんがこの数日出てきてないのが少し寂しい、、、。