赤ちゃん用品店のおむつ交換台から娘が落下
あれは忘れられない年始の出来事です。生後8カ月の娘のおむつを替えようと、赤ちゃん用品店のおむつ替えスペースへ向かいました。おむつを替えようとしていると、当時2歳の息子がイヤイヤ期真っ盛りで、抱っこしてほしいとねだってきたのです。
息子は仰向けにひっくり返り、ジタバタと大暴れしていました。近くに夫がいたので、パパの所へ行きなさいと手で促していた2秒ぐらいの間に、ドサッという音がして娘がおむつ交換台から転落してしまい、私は一瞬で血の気が引く思いがしました。
パニックで頭の中が真っ白の状態…
後追いする時期を迎えていた娘なので、私を追おうとしてそのまま転落したようです。私は叫んでしまい、パニックになってしまいました。娘は大声で泣いています。すぐさま娘を抱っこして、夫におむつ交換台から落ちてしまったことを説明しました。
しかし母としての責任を重く感じてしまった私は、動揺して手の震えが止まりません。近くの病院で診てもらおうとスマホで調べましたが、年末年始は空いているところがなく、時間が経てば経つほど不安は募るばかりでした。
夫が冷静に「小児救急電話相談」に電話
オロオロして焦ってしまった私を気づかいながら、夫が万が一の事故やけがの際に相談できる「小児救急電話相談(#8000)」へ、冷静に電話をしてくれました。すると、「飲み物が飲めていて、吐いてしまうなど具合が悪い状態でなければ問題ないです」との回答でした。
娘は頭にはたんこぶができていましたが、ニコニコしながらお茶を飲んでいたので、大事に至らなくて済みました。その電話の回答を聞いた私はホッと胸をなでおろしましたが、あの出来事には今でも自責の念を感じています。
子どもはいつ・どこで・どんな事故に遭うかわからないので、今回の出来事があってからは、何かあったら必ず#8000に電話をすることを肝に銘じるようになりました。当時赤ちゃんだった娘は現在小学1年生になり、元気に過ごしています。娘本人はまったく覚えていないようですが、私の忘れられない大失敗として記憶に残っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※おむつ交換台に赤ちゃんをのせる際は、必ず目を離さないようにしましょう。
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監修/助産師REIKO
著者:松野椎香
今年小3長男、小1娘、年中次男を持つ3児の母。実家は両家共に遠方。次男は知的療育中。調理師免許。書道セラピスト。筆文字やピアノ弾き語りが趣味。心理カウンセラーの資格取得を目指して日々勉強中。