ナプキンがない! 気付いたときの私の行動
小学5年生のとき、初めての生理がきました。小学生の間だけでなく、中学に入ったくらいまではなかなか慣れず、生理中はなんだかそわそわしていたのを覚えています。
そんなある日、休み時間に学校のトイレに行くと、生理中だったのにナプキンを忘れたことに気付きました。トイレの中に備え付けナプキンがあったり、トイレで友だちに借りたりできればよかったのですが、あいにくそのような状況ではありませんでした。そこで私は、トイレットペーパーを重ねた物を下着に挟み、教室に戻りました。
教室でまさかの大恥
トイレットペーパーを挟んだことで少し安心した私は教室に戻り、クラスメイトたちと立ち話をしたり教室を歩き回ったりしていました。しばらくすると、クラスの男子が床を見て「うわっ、汚ねー!」と言いました。
見てみると、落ちていたのはトイレットペーパー。なんと私が下着に挟んだトイレットペーパーが、いつのまにか落ちていたのです。幸い、経血は付いておらず、私が落としたことにも気付かれていなかったようですが、私はとても恥ずかしくなり……。静かに後悔した出来事でした。
今ならどうする? ナプキン忘れ対策
生理中に下着にトイレットペーパーを挟んで安心する――今の自分ならそのような行動はしません。今ではナプキンを忘れないよう、生理中に限らずいつも持ち歩いていますし、いつ生理が始まっても良いように、生理予定日の1週間前にはナプキンを付け始めます。
さらに、下着の上にはショートパンツをはき、万が一経血が漏れても気付かれないような工夫もしています。生理1週間前からナプキンを付け、ショートパンツをはいていれば、万が一替えのナプキンを忘れた場合も外まで漏れることはなく、買いに行くだけの余裕があるので安心です。
こういう経験をして感じるのは、なかなか難しいことだとは思いますが、小学生のころ、親や学校の先生が生理についてもっと突っ込んで教えてくれていたらな、ということです。たとえば、ナプキンを忘れると経血が服に付く恐れがあり大変だということや、もし忘れてしまったら友だちや保健室でもらうという選択肢もあるということなどです。
将来自分に娘ができたら、生理での失敗がないよう、ナプキンを忘れないよう声を掛ける、ナプキンのサイズが合ってるか確認するなど、生理の先輩としてサポートができたらと思っています。
著者/あめ
イラスト/おんたま
監修/助産師 REIKO
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