ナプキンを着けてみて。娘に渡すと…
ある日、長女が私のサニタリーショーツと夜用ナプキンを見て、とても興味を抱いている様子でした。その姿に、私は思わず長女に声をかけ……「きっと近いうちに生理がくるよ。試しに、私のショーツに夜用ナプキンを着けてみない?」とショーツとナプキンを渡してみることに。
娘は緊張した様子で包装紙からナプキンを外し、ショーツに着けていました。そして、ナプキンの着いたショーツを見て、「ゴワゴワして気持ち悪そう、なんだか生理になるのは大変そう」と不安そうにつぶやいたのです。
ナプキン3カ条
生理に興味を持ってくれたのはいいことだと思った私は、これをきっかけに生理中に注意すべきことを具体的に話すことにしました。
まずは、使用済みナプキンの捨て方です。ちょうど私は生理中だったため、経血の付着したナプキンを実際に見てもらい……長女にどう感じたか聞くと、「汚くて、ちょっとびっくりする」という答えが返ってきました。「汚いだけじゃなくて、特に夏になるとムレて臭うこともあるんだよ」ということを伝え、さらに「ナプキンはどう処分したらいいと思う?」と聞いてみると、「他人の血を見せられるのは汚いので、見せないほうがいい」との答えが。
私は「そうだね」と、経血は他人に見せないように、ナプキンを丸めて小さくしてから捨てることを説明しました。
次は、ショーツやシーツに経血が付着した場合の注意点です。必ず予洗いしてから洗濯機に入れるように話し、もし経血が付着したとき、周囲に知られることが恥ずかしければ、母である私にこっそり伝えてほしいと付け加えました。
最後は、ナプキンの所持方法。学校でトイレに行く際は、ナプキンをポーチや巾着に入れて持ち歩くように伝えました。娘は「ポーチを持ってトイレに行けばいいんだね」と、どこか安心した様子でした。
かわいいナプキンをつけたい♡
生理について長女に話した数日後、2人でドラッグストアに行き、実際に生理グッズの確認をすることに。
長女は、売り場に並ぶナプキンの種類の多さに驚いた様子でしたが、多い日・夜用は幼児のおむつのようにかさばること、経血が少ない日になると薄いナプキンが便利だということをその場で理解したようでした。
そして、一緒にナプキン売り場を見ていると、長女は大好きなキャラクターのイラストが描かれたナプキンを発見。「生理になったら大変だけど、どうせならかわいいナプキンを使いたい」とうれしそうに話していました。
長女は生理を「大変そう」と言っていましたが、かわいい生理ナプキンについてうれしそうに話していた様子を見て、親子で予習してよかったと改めて感じました。
今では、子どもたちが生理を身近に感じてくれるよう、私が生理のときは、「お母さん、今生理中だから最後にお風呂に入るね」とあえて、生理だということを子どもたちに話しています。
これから体が少しずつ大人に変わっていく子どもたち。体の変化や困りごとをいつでも相談できるような関係でありたいです。
著者/のうえ りえ
監修/助産師 REIKO
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