「女になりたい」息子にカミングアウトされたら?元女子パパたちが語った本音とは?!

元女子・井上健斗さんと元女子・翔さんが運営する『ジーピットチャンネル』では、LGBTQに関する動画を公開しています。今回は、1児のパパ・健斗さんと、3児のパパ・翔さんが、「子どもにトランスジェンダーだと告白されたらどうする?」というテーマで語り合います。

ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。

 

元女子の健斗さんは女性のパートナーと、彼女の連れ子を育てている1児のパパ。翔さんは3児のパパ。

 

動画では、FtM(Female to Male/性自認が男性のトランスジェンダー)の健斗さん(画像左)が、同じくFtMである翔さん(画像右)に、「子どもからトランスジェンダーだと告白されたらどうする?」と質問。その様子を対談形式でご紹介します。

子どもに「トランスジェンダーです」と、告白されたら?

健斗:僕、悩んでることがあるんです。考えちゃって寝れなくなる時があるの。もし、自分の子どもが大きくなって「トランスジェンダーです」って告白してきたらどうする?

 

翔:え〜! 悩むなぁ……。

 

健斗:もちろん我々、否定はしないよね。受け入れると思う。でも自分が通って来た道だけど、戸惑うかな。気持ち的にはかなり複雑だけど、色々教えられることはあるよね。

 

翔:かなり複雑ですね。教えられることはあるけど、大変なのを知っているから……。

 

健斗1

 

健斗:子どもに「僕ね、翔ちゃんと同じトランスジェンダーかもしれなくて。女の子として生きたい」って言われたら、実際に何て言う?

 

翔:うん。(小さめの声で)いいんじゃない……?(こういう反応だと思います)

 

健斗:1発目で「いいんじゃない」って言う?

 

翔:うん。けど、痛いことしなきゃいけないし、時間もかかるし、しっかりマイナスポイントも説明する。

 

健斗:普段、仕事でトランスジェンダーの人の相談を受けていると、親御さんから反対された話をいっぱい聞くじゃないですか。全国いろんな所から、年齢もバラバラで、家庭環境によって対応が全然違う。

 

口を聞いてくれなかったり、勘当されて荷物をまとめてゴミとして出されたり、今すぐ出て行けって追い出されたり、可哀想な人をたくさん見ている。

 

でも、その気持ちもわからなくは無い。我々は当事者だから状況をわかっているけど、何も知らない状況でいきなり言われたら親はびっくりすると思う。

 

僕、自分がもし異性愛者だったら、「まさかうちの子がLGBTじゃ無いでしょ」ってカミングアウトは受け入れられないかもしれないなって思う。

 

子どものパートナーが「トランスジェンダー」だったら?

健斗1

 

翔:もし子どものパートナーがトランスジェンダーで、結婚を前提にお付き合いをしていたらどうします?

 

健斗:トランスジェンダーとか関係なく、人となりを見るかな。「あなたが選んだんだったらいいよ」って言うと思う。あまり口は挟まない。

 

でも、自分が異性愛者だったら、色眼鏡で見ちゃいそう……。詳しく聞いちゃいけないのかな?とか、色々考えて遠慮してドギマギしちゃいそう。

 

翔:僕は、自分が異性愛者で何も知らない状態だったら逆に聞いちゃうかも。「どういう治療してるの?」とか興味持っちゃう。

 

健斗:素敵~♡ そういう人いいよね!「ごめんね、失礼なことあったら。でも、聞いていい?」って、ガツガツ聞いてくれると喋りやすいよね。

 

カミングアウトしたときに、嬉しかった反応は?

動画はここで終わりですが、健斗さんが実際に周囲にトランスジェンダーだと告白したときに、嬉しかった対応を教えてもらいました。

 

「伝えてくれてありがとう」

まず、一言目にこれを言われると、カミングアウトで緊張しているので、本当にホッとしました。次の言葉が出しやすいです。

 

「今まで通り変わらないよ」

気持ち悪いとか、嫌われるんじゃないかと不安なので、一番安心する言葉かもしれません。

 

「わからないんだけど、聞いていい?」

素直に疑問に思うことを聞いてくれること。わからないことは人それぞれだと思うのですが、この会話で確実に理解が深まったり、すり合わせができるので良い関係性だと思います。

 

「何かあれば協力するから、これからも気軽に言ってね」

嬉しいを通り越して、感謝の気持ちが溢れました。

 

親子で相談に来る人も。第三者に相談してみよう

トランスジェンダーの人からの相談を受けている健斗さんと翔さんによると、最近では親子で相談に来る人も増えているそう。1人ではなく、パートナーや友人、トランスジェンダーの人同士などと相談しに行くと良いようです。

 

健斗:トランスジェンダー当事者の悩みと、親の悩みは別物。家庭内で話し合うとぶつかることも多いです。当事者は小さなころから、トランスジェンダーについてネットで調べたり、たくさん情報を持っている。でも、親御さんはほとんど情報を持っていないことが多いんです。

第三者が入ることによって、ちゃんと情報をキャッチしてスムーズに話し合うことができることがあります。悩んでいる方は、第三者に相談してみてみるといいと思います。

 


健斗さん、翔さんありがとうございました! 自分の子どもからトランスジェンダーだと告白されることは、どんなママさんパパさんにもあり得ることかもしれません。皆さんは、もし子どもから告白されたらどう対応しますか?

 

元女子・健斗さんと元女子・翔さんが運営する「ジーピットチャンネル」では、さまざまなLGBTに関する動画が投稿されています。こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。

 

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    この記事の著者

    ライター廣瀬尚子

    二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。

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