規約違反があったとみなされ、アカウントは停止されていました。
「私のアカウントは、私自身。私の人生。私のすべて」
M美さんはスマホに鏡を叩きつけ、荒れ狂って涙を流しながら床へ倒れ込みました。
そんななか、返信がない事を心配したパパが、別居中のM美さんの元を訪れると……
心配した夫が来てくれたものの…
「M美! おいどうした!?」
「ど、泥棒にでも入られたのか!? おい、返事しろよ」
心配してパパが声をかけても、うわ言を言い続けるM美さん。
そんなM美さんにパパは買ってきた飲み物を飲ませ、荒れていた部屋を掃除をしてくれました。
「で、アカウントが消えたってどういうこと?」
パパが話を聞くと……
「貰った5万でフォロワーを買ったの。そしたらアカウントを乗っ取られちゃって……き、規約違反だって停止しちゃった」
M美さんが正直に打ち明けました。
「やっぱりくだらないことに使ったんだね。それでもまだ目が覚めないの?」
話を聞いて呆れるパパ。
「SNSが停止するなんて、私に●●って言うようなものよ……」
「バカバカしい! SNSって命を賭けるほどのものか?」
益々呆れるパパ……そしてM美さんに教えた毒親漫画を読んだか聞くと……
「読んでない。そういうの興味ないしつまんない。それとも私が毒親だって言いたいの?」
「そうじゃなくて。パーソナリティ障害について調べたんだ。聞いたことある?」
「私は関係ない……」と言うM美さんへ、
「気分転換だと思って読んでみたら?」
とパパが改めてすすめると……!?
荒れた部屋を片付けて、M美さんを心配するパパ。生活費と病院代として渡した5万円でフォロワーを買ったと聞き、またしても裏切られたことを知って呆れています。それでもM美さんは“パーソナリティ障害があるのかも”と思ったパパがマンガをすすめますが、M美さんは「興味がない。私には関係ない」と突き放しています。離婚も視野に入れているのに、M美さんのことを想って“自分にできること”をなんとか頑張るパパ……。M美さんにもそのやさしさに気づいて欲しいですね。