初めての同棲にワクワク!
彼は職場の直属の上司で、周りには内緒でお付き合いをしていました。彼は私よりも9歳年上ですが、見た目は若くておしゃれに気をつかい、歳の差を感じないほど。話もおもしろく、魅力的な人でした。職場でも頼りになる上司の彼に、当時の私は夢中だったのです。
彼からの提案もあり、交際してすぐ、彼の家で同棲をすることに。私は人生で初めての同棲に大喜びで、彼との生活を心待ちにしながら引っ越しの準備を進めていました。
巨乳好きの彼。元カノに未練が…?
彼の家へ引っ越した当日、元カノの私物がいたる所にあって私は衝撃を受けました。彼はあまり気にしていない様子で、元カノの私物に関するエピソードや、なれそめ、元カノの胸のカップ数など、元カノの関するさまざまな情報を私に話してきました。
「元カノの胸は大きかった」と話されたとき、私は初めて彼が巨乳好きということを知りました。「まだ元カノのことが好きなのでは?」と少し不安な気持ちになり、彼に嫌われたくなかった私は、胸が大きくなると噂のゼリーや下着、運動などを生活に取り入れ、彼好みに近付けるよう自分なりに努力しました。
仲良しのあとの彼の言動に絶句!
彼好みの巨乳になれることを目指して、私が努力を続けていたある夜のことです。彼との仲良しが終わったあと、彼は何かを思い出したように急にベッドから降りて、クローゼットのほうへ向かいました。彼は衣装ケースの中をゴソゴソと漁り、何かを探しているようでした。
衣装ケースの奥から何かを取り出した彼は、それを私に見せつけるように腕を掲げました。そして、彼は私に向かって「ななちゃん(元カノ)のほうが大きかった!」と大声で怒鳴ってきたのです!
彼が衣装ケースから取り出してきたのは、女性用のブラジャーでした。どうやら元カノのもののようで、なぜ彼が元カノのブラジャーを今も持っていて、なぜこのタイミングでそんなことを言い出したのか、私は理解が追いつきません。
信じがたい出来事に私は混乱し、何も口にできませんでした。ただ、ヒョウ柄をした元カノの下着は、私のものとは比較にならないほど大きかったことが、今でも忘れられません。
彼の言動に絶句していると、彼は笑いながら「冗談だよ~」と言ってきました。しかし、私にとっては「冗談」では済まされないほどの衝撃でした。「こんな人だったんだ」というショックがとても大きかったのです。
その後も、彼を「不道徳な人だな」と思ってしまうことがたびたびありました。結局、なぜか私はフラれることになり彼とは破局。彼と別れたあとに出会った人と結婚し、子どもにも恵まれ、現在は家族3人で幸せな日々を送っています。
著者/米久 熊代
作画/今井美保
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