夫が娘の1歳の誕生日だということを忘れ、飲みに行ったその日に、実家へ戻った妻。そこへ夫が突然やってきて、これまでのことを謝罪した。しかしそれはどれも妻への謝罪で、的外れな話ばかり。妻が許せなかったのは、娘への態度や言動だった。
しっかり話し合うことができないまま、駅前で泊まれるホテルを探すも空室がなく、マンガ喫茶に入った。狭い部屋の中、夫はゴロンと寝ころんで、思い返す。
妻から「娘に関心がない」と離婚を切り出されるまで、自分が娘を見ていなかったなんて、考えてもみなかった。でも実際、久しぶりに会った娘は、思っていたよりもずっと小さかった……。
自分がどれだけ娘を見ていなかったのか思い知り、夫は後悔する……。
「俺は何も見てなかった」娘の小ささに驚き、ショックを受けて
久しぶりに会った娘の姿に驚いた夫。
「小さい……こんなに足がおぼつかなかったっけ?」
思っていた娘の姿と、実際に会った娘はあまりにも違っていた。
「俺、本当に結のこと、何も見てなかったんだ……!」
自分がこれまで娘のことを見ていなかったことを自分の目で見て思い知り、ショックを受けた。そして、妻に言われた言葉を反芻する。
「せめて誕生日くらい、結に関心を向けてほしかった……!」
なんてことを言わせてしまったんだ……!
どうして娘と向き合ってこなかった? 娘が生まれて1年の間、どう関わってきた? 夫はこれまでの自分を思い返す……。
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