娘の1歳の誕生日に、実家へ戻った妻。そこへ夫が突然やってきて、これまでのことを謝罪した。しかしそれはどれも妻への謝罪で、的外れな話ばかり。妻が許せなかったのは、娘への態度や言動だった。
いま、夫とは一緒にいたくない。車で駅前まで送る。その車中、妻は「正直、カズ君の話を聞いても"気持ち"は揺らがなかった」「お互い、別の道を歩んだ方がいいんじゃないかってこと」と本心を告げた。
妻が離婚を考えていたことを知り、これまでの自分の言動に涙を流しながら後悔した夫。その後、駅前で今夜泊まるところを懸命に探して……。
「結ちゃんの話が全然出てこない」ママ友に指摘されたのに…
駅前で数軒ホテルをあたったけれど、どこも満室だった。仕方なくマンガ喫茶に入る。
狭い部屋の中、夫はゴロンと寝ころんで、妻と娘、近所のママ・美田さんのことを思い返す。
「話の中に結ちゃんのこと、全然出てこないよね」
「きっと他にもいろいろあるんだよ」
妻の機嫌が悪くて、その原因がわからないと相談したとき、美田さんはそう言っていた。彼女の言う通りだった。美田さんは、「偽善のイクメンパパ」だったこと、見抜いてたんだ。
当時の夫は「自分は妻のために頑張っている」「家事も育児も手伝っているし、妻をリフレッシュさせてあげたし、他のパパよりできている」と思っていた。
でも、妻の機嫌が悪かった本当の理由はそこじゃなかったんだ……。
妻に「娘に関心がない」と離婚を切り出されるまで、自分が娘を見ていなかったなんて、考えてもみなかった。でも、実際久しぶりに会った娘は、思っていたよりもずっと小さかった……。
自分がどれだけ娘を見ていなかったのか思い知り、夫は後悔する……。
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最近でも目を離した隙に出ていった2歳児が沖で水死体になってたニュースがあった。
別にどっちが悪いとかじゃなくて、育児は何があるか分からないってこと。
カズ君は、見ててあげようって気がないよね。
ゲロ吐いても無視したよね。
妻がどうして娘に関心がない事をそんなに責めるのか、本当に分かってる?
結ちゃんの命が懸かってるんだよ。
雪穂さんの言う「娘に関心がない」という指摘が示す根本的な問題は、「育児の邪魔」をしていることにあると思う。
例えば娘に関心がないままにオムツ替えを行えば、適当にやってしまい娘の股関節を痛め、娘を危険に晒す。
注意しても、娘に関心がないゆえに適当に流して、自分のせいではないと言い張る。ハッキリ言って迷惑千万。
では、仕事に集中して育児に参加しなければいいのか?といえばそうでもない。
仕事に集中して、妻に育児を任せる「だけ」なら邪魔にはならないが、会社での付き合いで生じた買い出しや様々な雑務、自分の面倒まで妻にどんどん丸投げしてこれまた育児の妨げになっている。
これも全て、娘に関心がないから出来ることである。
自分のやっている事が、赤ちゃんの命や、健やかな成長を脅かしている自覚がない。
こんな危険なやつと赤ちゃんを一緒には居させられない。よって、出ていって貰うか、自分が出ていくかの二択になるのである。
雪穂さんが批判される謂れはない。
カズ君の主観で描かれてるけど、それでも「奥さんに感謝しなよ」とか、「飲み会なんて、奥さん大丈夫なんですか?」とか言われてる描写あるよね。
社会人で赤の他人だから、言い方は遠回しだけど…気づいてるから言うんだよ。
あ~あ、この人…って感じ。
飲み会でイクメンとか理想の夫婦とか言って持ち上げられてたけど、全部嫌味にしか見えなかった。
上手に隠すやつの方がタチ悪いけど。