医者で処方された薬を飲んでも、夜になると鼻が詰まったり咳を繰り返したりして眠れない子どもの姿を見るのは、ママとしてもつらいもの。1日の中で寒暖差が大きくなり、周囲でも風邪をひく子が増えてきています。
この時期、わが家では長女が小さなときから、すぐに薬に頼るのではなく、まずはアロマでケアして、免疫力を高めるようにしてきました。そんなわが家でのアロマ活用術をお伝えします。
アロマって何歳から使えるの?
アロマ=エッセンシャルオイルは、平たく言えば植物の命をぎゅっと凝縮したものです。それゆえに作用が強いので、赤ちゃんに使う場合には1歳を過ぎてからが好ましいといわれています。
1歳~3歳がアロマを使用できるのは芳香浴のみ。ディフューザーではなく、お湯に1摘垂らすなど、濃度が濃くなりすぎないように様子をみながら使用することが大切です。大人が通常で使用する量の半分の量が、赤ちゃんが使用する際の目安といわれています。
風邪が流行り出したらアロマの登場!
エッセンシャルオイルは分子が小さく血液に入れるので、オーガニックやワイルドなど、農薬不使用の信頼できるブランドのものをおすすめします。
周りで咳や鼻を出している子が出だしたら、わが家では子どもがいちばん長くいる部屋で、風邪対策ルームコロンをします。そのときに使うのがオレンジ、ラベンダー、マートルのエッセンシャルオイルです。いずれも毒性が低く、殺菌効果や鎮静作用のあるオイルといわれています。
風邪をひいてしまったときは?
夜中になると出てくるのが咳。一緒に寝ているママも眠れずつらいですよね。そんなとき、わが家ではサンダルウッド、オレンジ、マートルをお湯の入ったカップに入れて部屋に置きます。
このアロマを嗅ぐと不思議と子どもがぐっすり寝てくれるんです!鼻詰まりにはサイプレスがおすすめ。刺激のある香りなので、オレンジ、ゼラニウムなどの香りがよくて殺菌作用のあるアロマに、ごくごく少量を混ぜて緩和させます。ただし、ゼラニウムは通経作用があるため、妊娠中のママは避けてくださいね。
薬を飲んでも、夜になると咳こんだり鼻が詰まったりして眠れない子どもたちは見ているママもつらいもの。アロマの力を借りて病気と闘う小さな体を応援してみませんか?(TEXT:楠田りら)