初めての授乳に四苦八苦
出産という大きなイベントを乗り越え、安堵していたのも束の間。私は授乳に苦戦することになりました。助産師さんに授乳の仕方を教わったものの、おっぱいを深く吸わせることがうまくできず、乳首が傷だらけになってしまいました。私は激痛を我慢しながら授乳を続けていました。
産後すぐは母乳の分泌量も少なく、娘が満足しないため育児用ミルクを足しながら混合栄養で育児をすることに。生後すぐの娘は育児用ミルクをよく飲んでくれて、育児用ミルクを飲んだあとは満足してよく寝てくれるようになりました。私は今後もこれくらいのペースで混合栄養にしようと思っていました。
育児用ミルクを嫌がる娘
しかし、生後1カ月を過ぎたころから娘は突然育児用ミルクを嫌がり、母乳を求めるようになりました。母乳の分泌量が少ないせいか、娘は1日中私のおっぱいを吸うように。
おっぱいを深く吸わせるのが下手だったため、私の乳首はさらに傷ついて、激痛との闘いでした。さらに、娘の体重の増えがだんだん悪くなってしまいました。
娘の体重が増えない…苦渋の決断
私は、母乳の分泌量が増えるように母乳マッサージに通いました。母乳マッサージの助産師さんに「母乳の回数を増やして育児用ミルクをやめるように」と言われ、母乳のみを与えるようにしました。しかし、やはり母乳の分泌量が少ないようで娘の体重はまったく増えなくなってしまったのです……。
娘は育児用ミルクを拒否するのですが、やはりおなかが減ったら育児用ミルクを飲みます。中途半端に母乳をあげると育児用ミルクをまったく飲まないため、生後4カ月ごろから母乳をやめて完全ミルクにしました。体重が増えるならば完全ミルクのほうが良いと考えた末の苦渋の決断でした。
第2子で感じた授乳のコツとは
そして現在私は第2子の息子を授かりました。娘の授乳に対して後悔がかなりあったため、今回は産後すぐからとにかく授乳を頑張りました。助産師さんに何度もアドバイスをもらい、私なりに授乳のコツをつかみました。
1つ目はおっぱいと反対側の手でしっかりと赤ちゃんの頭を支さえておっぱいを深く吸わせることです。娘のときは慣れない新生児の頭をしっかり持つのが怖く、かなり浅く吸わせてしまっていたなと感じました。
2つ目は授乳間隔を空けないことです。娘のときは夜にしっかり育児用ミルクを飲ませて、授乳間隔を6時間ほど空けてしまったため、母乳の分泌量が少なくなってしまったのだと思います。息子には夜間も授乳間隔を3時間以上空けないようにしました。ただ、その分寝不足にならないように日中にこまめに昼寝をするようにしました。
第1子の娘のとき、私は授乳がうまくできなくて、母乳の分泌量が増えませんでした。その結果、母乳を欲しがる娘に対して、完全ミルクにしてしまったことを後悔しています。娘が育児用ミルク嫌いになるなんて想像もしていませんでしたが、授乳間隔を空けずにもっと母乳育児を頑張ればよかったと感じたエピソードです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 REIKO
著者:本田 ひな
2児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。