指しゃぶりのおかげで寝かしつけがラク!
生後2カ月のころから、左手の人差し指と中指を頻繁にしゃぶっていた次男。どんなときでも指しゃぶりをしていれば落ち着くらしく、気付いたら指を吸いながら寝ているということが多かったです。
当時まだ1歳11カ月だった長男の世話もあり、バタバタと忙しく日々を送っていたため、寝かしつけのいらない次男をありがたく思っていた私。長男も乳児のころは指しゃぶりをしていましたが成長と共に自然とやめたので、私は次男も大きくなればやめるだろうと考えていました。
※生後2~4カ月ごろは、口の周りに乳首や指などをもっていくと反射的に探して吸い、生後5カ月ごろには目に入った物を何でも口に運ぶようになります。これは、物の形や味、性状などを覚えるための行為と考えられています。つかまり立ちを始めるようになると、指しゃぶりによって姿勢が安定しなくなるため、指しゃぶりの回数が自然に減る場合が多いです。そのため、この時期の指しゃぶりは無理にやめさせる必要はありません。
指が真っ赤に!?慌てて病院へ
1歳6カ月になり歯が生え揃っても、同じ指ばかりしゃぶる次男。私は1歳半健診で指しゃぶりについて保健師さんに相談しましたが、「無理にやめさせると悪影響になることも。2歳までは様子を見ましょう」と言われ、安心していました。
しかしあるとき、私は次男の指が真っ赤になっていることに気付きました。痛々しい様子に慌てて病院を受診すると、しゃぶりすぎが原因と言われたのです。先生からは、「傷から雑菌が入ると良くないので、なるべく指しゃぶりを控えましょう」と言われてしまいました。
指しゃぶりの頻度を減らすために…
私は、指しゃぶりをしていると次男がおとなしいからと、しゃぶり過ぎを放置していたことを反省。次男が起きている間はなるべく指をしゃぶらせないようにし、寝ているときは病院でもらった薬を塗って絆創膏で傷を保護して、朝に剝がすようにしました。次男の場合、寝ている間に無意識に指しゃぶりをして絆創膏が剥がれてしまうということはありませんでした。
指しゃぶりを抑えるのがうまくいかず次男が泣くこともありましたが、私は根気よくお絵かきや積木遊びなど指先を使う遊びで気を引き、無理にやめさせるのではなく、自然と指しゃぶりに意識がいかないようにしました。すると徐々に次男の指しゃぶりの頻度は減り、2週間もすると指の傷も良くなっていったのです。
現在次男は1歳9カ月。まだ眠いときは指しゃぶりをすることもありますが、以前よりかなり頻度は減っています。指の傷も、すっかり良くなりました。指しゃぶりの頻度が減ったことで次男が情緒不安定になったということもありません。指しゃぶりを無理やりやめさせるのではなく、自然としなくなるよう導いたのがよかったのではないかと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 REIKO
著者:香川えりか
3歳と1歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。