数日後、初めてM美さんに話しかけ、自己紹介しました。「やさしい人」「仕事のやる気がある人」と褒めてくれるパパに、M美さんは自分とは大違いだ……と卑下していました。
そんなM美さんと会うたびに声をかけ、飲み物を渡してくれるパパでしたが……?
学歴で女子事務員から見下され…
「ははっ“ほぎ”って! かわいい!」
かわいいと言われ、「からかわないでください!」と照れるM美さん。
そんなやりとりを影で聞いていた事務の女の子が、
「ねぇ、あんたさぁ○×社のT男さんと仲いいの?」
とM美さんに話しかけてきました。
M美さんが慌てて否定すると……
「じゃぁ狙っちゃおうかな? T男さんのこと! そこそこ大きい企業だし、悪くないわよね。あんた協力しなさいよ!」
「常務(パパ)に聞いたけど、あんた通信制高校なんでしょ? T男さんと釣り合うわけないわよね? ちょっと褒められたからって調子乗るんじゃねえよ、バーカ!」
事務の女の子から何を言われても、口答えせず、謝るM美さん。
そんなやりとりのあと、パパが事務所に入ってきたのですが……?
「かわいい」と言われて照れるM美さん、とても初々しいですね。そんなところに現れた女子事務員。通信制高校のことをバカにされたり、釣り合わないと言われても、ただ謝るM美さん……。虐待を受けているときに、逆らわないことや耐えて時間が過ぎるのを待つことを学び、こんなシーンでもその方法で身を守っているのが切ないですね……。
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頭から湯気出して背景に星が飛んで
M美の照れ方が昭和の少女漫画。