「どうして残してるの？」前妻の痕跡を見つけるたびに彼を責めてしまい… #婚約者にフラれた話 1

 

 

 

 

 

 

前妻を亡くし、バツイチだった彼。しおさんは、わがままを言っても怒らない、やさしい彼のことが大好きでした。彼は周囲にしおさんのことを「婚約者です」と紹介してくれ、二人の結婚は秒読みかと思われました。

 

しかし、同棲中のある日、彼が「前妻と使っていたものじゃないよ」と言っていた食器が、実は、前妻と使っていたものだと発覚。彼はしおさんに嘘をついていたのです。そうして、前妻の痕跡を見つけるたびにしおさんは深いショックを受け、今さらどうにもならないとはわかっていても、彼のことを責めてしまいました。

 

そして、唐突にその日は訪れました。

 

「ごめん、別れたい」

 

と、彼が別れを切り出したのですーー。

 

 

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