※マスクをしている場面でもマスクは省略しています。
※手術、流産を含むお話です。つらい気持ちになられる方は閲覧にご注意ください。
妊娠検査薬で陽性反応が出たペンコさん。赤ちゃんが確認できるであろう妊娠6週目あたりに産婦人科を受診しましたが、子宮内を映すモニターには何も映らず、「排卵日がズレた」「流産」「異所性妊娠(=子宮外妊娠)」という3つの可能性を告げられました。そして迎えた次の受診。願いもむなしく、またしてもモニターには何も映らず、医師には異所性妊娠の可能性が高いことを告げられ、すぐに大病院へ搬送⇒手術に。しかし、術後の検査で「子宮外妊娠ではなく、卵巣にあったのは腫瘍だった」と告げられたのです。ペンコさんは「赤ちゃんが病気を教えに来てくれたのかも……」と思わざるを得なくて……。
意識を無くしたのはこの時が初めてで、「血圧めっちゃ低いです」みたいなことを先生が言っていたのは聞こえたのですが、正直あまり覚えていません。気づいたら病室でした。
大丈夫?と聞かれるとどうしても、「大丈夫です!」と答えがちなのですが、このとき実は、歩く前から、めまいはしていました。やっぱり無理してはいけないですね。
特に「自宅で子どもと2人のときに何かあったら、息子を守れない!」と思ったので、絶対に無理はしないようにしようと心から思いました(難しいことなんですけどね……)
そして、このときの先生のお話が、すごく重要だったことは後々知ることになります。
産婦人科を受診したとき、まだ1歳の長男を実母に預けていたペンコさん。それが、大病院へ搬送され、急な入院・手術となったため、置いてきた長男くんのことをとても心配していました。でも、実母の元で元気に過ごしている長男くんの写真を見て、少し安心することができたようです。そして、夫も病院に到着し、術後の詳しい話を医師から聞く予定だったのですが……。急に意識を失って倒れてしまい、気が付いたら部屋に戻ってきていました。実はその前からめまいがしていたのに頑張ってしまったペンコさんですが、このとき無理をしてはいけないと、強く思ったそうです。
ペンコさんがおっしゃっているように「大丈夫?」と聞くと、つい「大丈夫です」って答えてしまいがちですね。しかし無理をしてしまうと、倒れてしまうという事態になりかねません。子どもを抱えていたり、大切な仕事をあったりと、人によっていろいろな事情はありますが、自分の体を守ってあげるのは自分。「体調が悪いときには無理しない」ということは、いつも心に留めておきたいことですね。
※この漫画は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※異所性妊娠(子宮外妊娠)とは:受精卵が子宮内膜以外の場所に着床することを「異所性妊娠」と言います。異所性妊娠では、受精卵が卵管に着床するケースがほとんどで、卵管自体が破裂してしまうことがあります。卵管破裂になると大出血が起こり、激痛に襲われ、緊急の手術が必要です。異所性妊娠は、最初のうちは正常妊娠と変わりなく経過するため、自分ではなかなか異常に気付きませんし、妊娠検査薬でも正常妊娠と変わらない反応が出ます。そのため、妊娠に気づいたら早めに産婦人科を受診し、子宮の中に胎嚢があるかを確認することが必要です。
監修/助産師REIKO
ペンコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。
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