ついに日本を旅立ち、台湾へ嫁いだみみさん。ルイスさんとの台湾での新生活が始まりました。しかし、休日のデートにも平日の自宅にもやってくる義母にはうんざりぎみ、さらに勉強してきたはずの中国語をうまく使えず買い物すらままならない、義母や義姉の行動のすべてにカルチャーショックをうけるなど、日常生活にモヤモヤが溜まっていました。そんなとき、義母に、大切な故郷について、心無い言葉で傷つけられてしまい……。そのつらさを誰にも相談できなかったみみさんは、最悪の選択をしようと手すりに手をかけたそのとき、お父さんの言葉が頭によぎって――。
※3ヶ国語を記号などで表現しています。( )内は英語、赤文字は聞き取れた中国語、記号は聞き取れてない中国語、何もないものは日本語です。
日本を発つときにお父さんが言っていた「いつでも帰ってぐんだぞ」の言葉に、自分には帰る場所があったと気づいたみみさん。「日本へ帰ろう」と着の身着のまま、空港へ向かいます。しかし、パスポートも持ってないことに気づき、自宅に戻ります。すると、涙を流す夫・ルイスさんの姿が! 「みみまでいなくなっちゃうかと思った…」みみさんの無事な姿を見つけたルイスさんは、みみさんを強く抱きしめます。そして、義姉がガンになったという連絡があったことをみみさんに告げたのでした。
みみさんの最悪の選択……思いとどまってくれて、本当に、本当によかったです! 勉強してきたつもりだった言葉も通じず、つらい気持ちを吐露することができる人もおらず……、何もできない毎日。絶望感と孤独感で、本当につらい日々だったことでしょう。そんなみみさんを救ってくれたのは、みみさんを大事に育ててくれたお父さんの言葉。そこには、ご両親の愛と家族の絆も感じました。
海外へ嫁ぐということだけでなく、進学や引っ越し、転勤などで環境が変わることは、人生において幾度となく訪れます。そんなとき、新生活への希望と共にある不安……。それが絶望感や孤独感に変わってしまうこともあるかもしれません。家族や友人など、自分の周囲の人が、そんな気持ちに陥ってしまったら、優しく強い気持ちで支えてあげたい――。そう感じさせてくれるお話でした。
みみママさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。
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