口では「頑張ってね」と伝えていたものの…
私の夫は、仕事が多忙な人です。平日、朝は、いつも7時前に家を出て、帰宅は夜10時過ぎ。土日に家で持ち帰りの仕事をすることもよくありました。私はそんな夫の仕事ぶりを見て「仕事、頑張ってね」と言っていました。
ところが、ある日、夫と話していたときに、「仕事頑張ってねっていつも言うけれど、本当はそう思ってないよね」と言うのです。私は、夫の発言にびっくりしました。
心から応援できなかった3つの理由
夫の発言にびっくりした私でしたが、自分の気持ちを深掘りしてみると、夫の仕事を心から応援できなかったのかもしれないと思う理由が3つありました。
1つ目は、夫の仕事によって、自分の生活をかき乱されるのが嫌だということ。平日も朝早く出かける夫のために朝食の準備をしたり、土日も夫が仕事をするから静かにしようと気をつかいながら生活をすることなどが嫌だとわかりました。
2つ目は、私の価値観を押し付けていたこと。土日は休むべき、平日も定時で仕事を終わらせるべきと私は心の中で思っていたのです。
3つ目は、なぜ仕事をそんなに頑張りたいのかわからないこと。仕事を頑張り、出世しても、ますます仕事が忙しくなるだけにしか私には思えませんでした。
人を素直に応援するためには?
自分の気持ちを深掘りして気づいたことは、私は口では夫に「仕事頑張ってね」と言っていたものの、結局のところ、自分が嫌、自分の価値観とは違う、とまず自分のことばかり考えていたということでした。だから、私は、夫の気持ちや考えを理解していなかったような気がします。
相手のことを応援するためには、相手の夢や考えに共感すると同時に、自分のメリットやベネフィットも感じたときに、人は応援できるのではないか?と私は思うようになりました。
夫婦の場合だったら、対話をすることで、自分の考えを相手に伝えたり、相手を理解したりすることができるような気がします。夫婦であるとして、コミニケーションの大切さをますます実感させられた出来事でした。
著者/nanoka22
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