日中おむつなしで過ごせるように!
トイレ誘導でおしっこができるようになり、失敗もずいぶん少なくなった長男。最近は、私が「おしっこしてきて」と言うと、嫌がらずに自分で衣服の着脱もできるようになりました。
2年間トイトレに悪戦苦闘してきた私は、「もうすぐおむつを卒業できる!」と感動していました。そんなある日、長男は「うんち出そう」と声をかけてくれるようになったのです! 私は長男のうんちトレーニングを始めることにしました。
座ってうんちができない長男
トレーニングを始めて私はある問題に気づきました。今まで立っておむつの中でうんちをしていた長男は、うんちが出るまで座って待ったことがありません。私は嫌がる長男をなだめ、子ども用便座に座らせたり、おまるを使用したり、絵本を読み聞かせたり、さまざまな努力をしました。
しかし、長男は落ち着かない様子で立ちたがり、結局パンツを汚してしまう日々。言うことを聞かない長男を叱る日が増えてしまいました。すると、毎日うんちをしていた長男が、少し便秘気味になっていったのです。
長男の様子を見て反省…
私は、ママの言うことを聞いて、できるだけ便座やおまるに座ってうんちをしようと努力する長男の姿を見て、「ストレスを与えているだけだ」と気づきました。
「やっとトイレ誘導でおしっこができるようになっただけでも、長男にとっては大きなステップなのに、あれもこれも求めてはダメだ」と反省もしました。そして、今までのトイトレの経験をもとに「本人のペースに合わせる」ことを忘れてはいけないと、改めて感じたのです。
「トイトレは焦ってはダメ」と、私は今までの経験でさんざん学んでいたつもりなのに、また焦って、叱って、ストレス与えて……と同じ過ちを繰り返してしまいました。「おむつ卒業」への期待が先走っていたのです。これからは、長男のペースで無理のないように、工夫しながらうんちトレーニングをしていこうと思っています。
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著者:岩見 エリ
2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。