不可抗力の落ち込み
私は、毎月生理が始まる1週間ほど前になると、情緒が不安定になってしまいます。何か嫌なことがあったわけではないのに心が暗くなってしまったり、「これからずっと不幸が続くのでは」と急に不安に駆られたりするのです。
自分でも、生理前でホルモンバランスの乱れで不安定になっているだけで生理が始まれば落ち着くとわかっているのですが、どうしようもなく……。今回お話しするエピソードは、この落ち込みが特にひどいときでした。
彼に助けを求めてもいい?
ある生理前の深夜。かなり落ち込みがひどかった私は、誰かにこの思いを聞いてほしいと、お付き合いしている彼に助けを求めたい気持ちになりました。
しかし、深夜ですし、こんなことで電話していいものかと思い始めて……。「普段から私のことをとても大切にしてくれる人だから、電話したらきっとやさしくしてくれるはず。でも、もし彼にめんどくさいと思われたらどうしよう……」。このようなネガティブな思いが頭の中でグルグルと巡っていました。
彼氏に電話すると…
30分ほど悩んだのち、「申し訳ない」と思いながらも勇気を出して彼氏に電話。自分の落ち込んでしまってどうしようもない状態を伝えると……なんと彼は「今すぐそっちに行くから待ってて!」と言って、深夜にもかかわらず私の家まで会いにきてくれたのです。
電話で話を聞いてくれるだけでうれしかったのに、まさか家まできてくれるとは思わず、彼の大きなやさしさを感じとても心が満たされたことを未だに覚えています。
そして、私が落ち着くまで彼が隣で寄り添ってくれたこともあり、不安な気持ちは自然となくなっていきました。
この日はやさしい彼のおかげで元気になることができたので、彼には感謝しかありません。生理前のホルモンバランスの乱れによる情緒の落ち込みは未だに悩みの種なので、近いうちに病院に行ってみようかなとも考えています。
著者/橘純香
作画/まっふ
監修/助産師 REIKO
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