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「知らずにしてる親が多いから注意!」現役保育士が明かす!親子参観や運動会での保護者の困った行動とは?

保育士の中田馨さんが、運動会や親子参観での保護者の困った行動や注意してほしいことについて教えてくれました。コロナ禍で中止になっていた園行事も今年は開催されるという園も多いことでしょう。子どもたちの成長を見ることのできる園行事。親のNG行動のせいで行事に支障が出てしまうことは避けたいですよね……。ぜひ確認しておきましょう。

こんにちは! 保育士の中田馨です。秋は、保育園や幼稚園での行事ごとが多い季節になります。コロナ禍で、中止になったり規模が縮小されていた行事ごとも、まだ完全とは言いませんが少しずつ再開されるようになったのではないかと思います。

今回は、私の友人の保育士に聞き取りしつつ、親子参観や運動会などでの保護者のNGや困った行動についてお話しします。

 

行事当日の子どもの服装など

行事によっては、当日「上下黒の服装で登園してください」という指定がある場合があります。行事で着る衣装に合わせた対応ですね。きっと、事前に保育園側から連絡があると思うのですが、当日にお願いしていた服で来てくれず「困った……!」ということがあったようです。

 

また、行事ごとですのでいつも以上に髪型に気合を入れたくなりますよね! 私も女の子の母親なのでその気持ちがよく分かります。ところが髪型によっては、「当日つける予定のお面やバンダナをつけにくい。どう崩さずにつけようか……」と四苦八苦したことがあるんだとか。

衣装や髪型に関しては、保育園側の伝え方の配慮も必要だと思いますが、事前に配られたお手紙で確認をするようにしてください。

 

時間通りに来てくれない

行事当日に、登園の時間になっても親子共に登園しない。子どもが先に登園し、親は後から行事に行く場合も、開演時間に遅れてくる。この2つは、よくある困ったことだと言います。

 

前者は、遅れてきた子どもの準備がバタバタしてしまいます。せっかくの晴れ舞台前に、子どもを焦らせてしまうのはとってもかわいそう! 子どもの登園が遅れる場合は、必ず電話連絡をするようにしてくださいね。遅れてくることが分かっていれば、「じゃあ、登園したらこういう対応をしよう」と保育士が事前の心構えができます。

 

後者は、行事が始まって子どもも大人も集中している時ですので座席に入ってもらうタイミングが難しいと言います。親が遅れる場合は、演技中の子どもの邪魔にならないよう、他の保護者の迷惑にならないようにコッソリと座席に入るようにしましょう。

 

きょうだいのことを親が見ていない

行事ごとに、きょうだいも一緒に行くことも多いと思います。お兄ちゃんやお姉ちゃん、弟や妹の晴れ姿ですから、家族みんなで見たいものですし、出演している本人も家族みんなに見てもらえて誇らしい気持ちになるものです。ただ、きょうだいを連れて行く場合は、必ず親のそばで演技を見るというルールを各ご家庭で決めておきましょう。小さいきょうだいの場合、演技の中に入ってしまったりすることもあります。ほほえましく思える情景ですが、演技をしている子どもとぶつかってケガをすることも考えられます。

 

また、行事のときに園庭の遊具にすずらんテープが巻かれて『使用禁止』と書かれているのを見たことがありますよね。「すずらんテープをグルグル巻きにしているのに……。『使用禁止』と書いているのに……。何でだか、遊具であそばせるのよね……」と、保育士側はため息混じりで困っています。遊んでいるきょうだいも卒園児の場合、「懐かしい保育園の遊具!」ということで遊びたくなる気持ちも分かります。しかしもし、遊具でケガでもしたらどうでしょう? 行事はそこでストップしてしまいます。

ぜひとも保育園側が「今日は使わないでほしい」と言っているものに関して、子どもたちに使わせないようにしてくださいね。

 

学年ごとの入れ替えの待ち時間

コロナ禍だからこその「困った」かもしれません。行事が、学年やクラスごとの「入れ替え制」だった場合。例えば、2歳と4歳のお子さんをお持ちの親御さんは、2歳が終わったら4歳の出番まで、いったん外に出なければいけません。その際に、保育園の周辺で大人数が集まって話をしていたり、たばこの吸い殻を捨てたりして困っているという話も聞きました。

 

私の友人も体育会で、「中1と中3の間の1時間ちょっと、どこで時間つぶそう……」と悩んでいました。家にいったん帰ったり、ファミレスに行ってお茶をするほどの時間もないくらいの時間をどこでどう過ごせばいいのか? これは、どの保育園、幼稚園、学校でも起こる問題だと思います。保育園側も、空き教室で待機してもらうなど、感染症対策を十分に取れる状況であれば、何かしらの対応ができるとよいのでしょうね。

 

また、競技と競技の間に時間があるからと、いったん家に帰宅した保護者が、親子競技のときに帰って来なかったときは、子どもが泣くしつらかった……とのこと。 待ち時間や隙間時間の使い方も、事前に考えておきたいことですね。

 

 

 

今回は、少し耳の痛いお話しをしてしまったかもしれません。保育園の行事を、子どもも大人もみんなが楽しめるように、ご家庭にご協力いただけたら保育士たちは大喜びです!

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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      子供に恥ずかしい思いをさせない行動を取りたいものですね

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