夫はいつも私の肩の力を抜いてくれる
几帳面な性格でストレスを感じやすい上、ストレスを抱えると体が不調になりやすい私。そのため、ほぼ毎日のように頭痛や腹痛がしたり、肩や首が凝ったりしています。
私は自分の体の弱さが嫌になり「こんな体もう嫌だ〜」と嘆くこともしばしば。そんな私に夫がいつもかけてくれる言葉があります。それは「よーし、いつも通りだ! 何も心配いらんから安心しろ! 」。
私は初めてこの言葉を聞いたとき、力が抜けて思わず笑ってしまいました。もちろん夫は冗談で言っていますし、体調が悪いより良いほうがいいに決まっています。でも、夫がこの言葉をかけてくれてからは「まあ、体調が悪くてもそれはそれで私らしくていっか」と、自分の体調だけでなく、几帳面過ぎるという短所までも受け入れられるようになったのです。
完璧じゃなくていいのかも
私は几帳面で完璧主義な性格が原因で、たまにキャパオーバーしてしまうことがあります。その日も私は子育てと家事に追われキャパオーバーに。当時の私は「専業主婦なのにまともに家事育児ができないなんてだめだ」と思い込み、自己嫌悪に陥っていました。
すると夫はそんな私を見て、ごく当たり前というような口ぶりで「できる人がやればいいじゃん」と言ったのです。夫は家事や育児は何でもできるのですが、私は勝手に「夫は仕事で疲れているからなるべく私がやらなきゃ」と思い込んでいました。
でもその言葉を聞いてからは、「そのときにできる人ができることをやればいいんだ」と思えるようになったのです。それ以来、朝に私が干していた洗濯物は夜に夫婦で一緒に取り込んだり、夕食後の洗い物は夫に任せたりするようになりました。
完璧じゃないなら夫婦で補い合えばいい
前述した通り私は几帳面な性格のため、息子に宿題を教えているときに口うるさく注意することもしばしば。息子はひらがなの書き順がめちゃくちゃで、私は以前からたびたび指摘していました。
しかし、一向に正しい書き順で書く気配のない息子に、ある日我慢できなくなった私は「何回も言ってるのになんで直してくれないの!? 」と強く怒ってしまったのです。すると、息子は「お母さんなんて大キライ! 」と大泣き。
それを見ていた夫は、息子と私をそれぞれフォローしたうえで、自己嫌悪に陥っている私にこう言ったのです。「書き順は大切なんだから、言い方だけ気をつければ大丈夫だよ」「それに俺がテキトーでお前が真面目、バランス取れててちょうど良いじゃん! 」と。
完璧主義をやめたいけれどそれができずに苦しんでいる私の気持ちを、フッとラクにしてくれたひと言でした。
夫の言葉はチームワークや適材適所の大切さを思い出させてくれ、ひとりで追い込まれている私の気持ちをいつも救ってくれます。私たちは性格が真逆の夫婦だからこそ、夫が言うようにバランスが取れているのかもしれません。今は夫に助けてもらってばかりですが、これからは夫がつらいときに支えられる妻になり、お互いの足りないところを補い合える、そんな夫婦になりたいです。
著者/今岡めい
作画/たぐちまり
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