子どもは食べることが楽しいと思うことで、食への興味が持つんだと思います。わが子が1~2歳ごろ、食が細くて心配でした。しかしある心がけで食べることが好きになったんです。今では食べ過ぎ!と注意するくらい食欲旺盛に。今回はわが家で行った食体験をお伝えします。
親子で同じものを食べること
食が細いわが子が心配で、親とは違う、子ども好みのメニューを出していました。子どもからしたら好きなものしか出てこないので食べやすいのは確かです。
しかし、このままでは嫌いなものが一生苦手なままだと悩むように。そう思った私は嫌いなものであっても親子で同じものを食べるようにしました。苦手なものをひと口食べられたらいい。それくらいの気持ちでいると、いつの間にか食べられるようになったものもたくさんありました。
いつもと違う食事を楽しんでも
食事って見た目や雰囲気が違うだけで、おいしさが増しませんか?たとえば、いつもと違うおしゃれな食器に料理を盛り付けてみる。同じ味付けでも美味しく感じるのが不思議ですよね。これは大人だけではなく子どもも同様だと思います。
わが家では子どもの好きなキャラクター皿に盛り付けたり、天気のよい日にはお弁当を持って出かける機会を作りました。そういった体験が食への興味を持つことにつながったと感じています。
食事中に散らかる汚れにイライラしない
お食事エプロンを付けていても、子どもの食事ってテーブルや床が汚れますよね。腕が食器に当たって食べ物がこぼれるなど、後片付けが大変。ママの誰もが体験することですが、私はついイライラして子どもに叱ってしまうことがありました。親に叱られると食事が嫌になって当然ですよね。
いずれ上手に食べられるようになる。そう思うようにし「このお魚美味しいよ」など楽しく食事ができる雰囲気づくりに努めました。
もう一つ大切だと感じたのは「親も偏食なく食べる」ことです。私が納豆を食べていたとき、嫌いなはずなのに「食べてみる!」と言ってきたことがありました。親が食べるものにも興味が湧くことを実感したできごとでした。(TEXT:田中由惟)