何時に勤務を開始しても、皆んなが帰る夜の19〜20時くらいまで帰れない黒井奈保育園。早番の6:30〜15:30勤務でも同じです。待っている間に外出することさえ、簡単には許されません。谷先生とはちみつこさんは早い番ばかりのシフトで、拘束時間がとんでもないことになっていました。そして、ようやくやってきた初給料ですが、明細を見たはちみつこさんは不自然な点に気づきます。
給料明細の違和感
初給料の明細を見たはちみつこさんは“給食費だけで9,800円も引かれてる?茶話会費4,500円って何?毎日、あれだけ残って作業をしているにもかかわらず、当たり前のように超勤手当は0円”と違和感を覚えます。
前の保育園を辞める時にお母さんに心配され、「お給料が高い園に決まったから大丈夫〜」と言ってしまったのに……。
“年に2回ボーナスが出るから、それで帳尻を合わせよう。そして、1年頑張ったら辞めよう”と心に決めます。
以前、働いていた園ではお弁当を持参して休憩時間に食べていたはちみつこさん。節約しようにも黒井奈保育園には休憩時間がありません。ここに来て給食費で1万円も引かれるなんて信じられない気持ちになったようです。そして、謎の茶話会費に、超勤手当も付かないのに拘束される毎日に心が折れそうですね。
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