おなかが痛いと思ったら子宮筋腫だった
2021年9月、生理痛があまりにも痛すぎて近所の婦人科を受診したマナカさん。その日は超音波検査だけを受け、10月に入ってから内診を受けました。さらに、12月になって別の病院でMRIを受け、1月に検査結果が出たのですが、子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)ができていて、卵巣も腫れていることが判明。
そして、2022年3月。その病院では治療ができないらしく、おそらく手術になるとのことで、紹介状を持って別の大きい病院へ足を運ぶと……。
子宮筋腫とは、筋肉組織が異常増殖することで子宮壁にできる良性の腫瘍のこと。なんと、女性の4人に1人が子宮筋腫になると言われています。
子宮筋腫の治療法には、手術や投薬などがあります。症状が軽い場合は経過観察となり、治療をおこなわないケースもあるそうです。
手術の場合は、子宮を全摘出するか、筋腫部分のみを切除するか、選ぶことになります。今後、妊娠を希望する場合は筋腫部分のみ切除するケースが多く、妊娠を希望しない場合や、子宮筋腫に悪性の疑いがある場合は、子宮全摘を選ぶこともあるのだそうです。
投薬の場合は、子宮筋腫の発育を抑えたり、子宮筋腫の症状(出血や痛みなど)を緩和させたりする目的で、薬で体を閉経状態にさせる「偽閉経療法」をおこないます。
治療方針で悩んだ結果、マナカさんは「子どもを産む予定もないし、薬を飲み続けるのも面倒くさいから、子宮全摘にしよう!」と決断。あまりの思いきりのよさに、医師も驚いていたそうです。
しかし、手術を待つ間にかかる薬代が予想以上に高額で……。
※「子宮筋腫はストレスで大きくなる」…現代医学では、子宮筋腫が大きくなる原因には女性ホルモンが関係していると考えられています。中でも、東洋医学では、子宮筋腫の進行には精神的ストレスも関係しているという考え方もあります。子宮筋腫の発育を抑えつつ子宮筋腫の症状を緩和させる目的で、精神的ストレスがかかりやすいなどの体質に応じて、子宮筋腫の治療に漢方薬を用いるケースもあります。
2022年3月に初診を受けたマナカさん。4月に再びMRIを撮り、4月末に手術することを決意。そして、5〜6月は手術前検診の流れとなりました。
はじめは、医師の都合で「手術は9月にしましょう」と言われたのですが、9月まで手術を待つとなると、その分薬代がかさんでしまい、薬代だけで大きな出費に。
そこで、マナカさんは「7月は漫画の締め切りがなくてスケジュールが空けやすいから、何卒、手術は7月でお願いします!!」と医師に懇願。結果、マナカさんの希望が通って7月に手術を受けることになりました。
監修/助産師 REIKO
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