【前回のあらすじ】2021年9月某日、生理痛がひどくて近所の病院を訪れたマナカさん。超音波検査を受けたのですが、医師に「手術になるかもしれません。ここでは手術ができないので別の病院へ行ってください」と言われ、紹介状を持って大きい病院へ。2022年3月に転院先の病院でMRI検査を受けた結果、子宮筋腫だと判明し、やはり手術が必要とのこと。「子どもを産む予定もないし」との理由で、なんとマナカさんは子宮全摘を即決! そして、2022年7月に手術を受けることが決まったのでした。
入院前検査を受けたときの話
マナカさんが2021年9月に近所の病院を初めて受診してから、2022年7月に大きい病院で手術を受けるまで、なんと半年以上もかかったそうです。入院するまでにいろいろな検査を受けないといけない中、生理中で検査を受けられなかったり、なかなかMRI検査の予約が取れなかったりしたことが理由なのだそう。
入院する半月ほど前には、『子宮体がん検査』を受けることになりました。子宮体がん検査では、まず、腟を広げるためのクスコという器具を挿入した上で、細い棒状のブラシやヘラで子宮の奥をこすって、組織を採取し、がん細胞がないか調べます。
以前、子宮頸がん検査を受けたことのあるマナカさんは、「子宮頸がんの検査とあまり変わらないなら、そんなに痛くないだろうし楽勝だぜ!」と高を括っていたそうです。
こちらは、マナカさんが描いた婦人科の診療室の図解です。非常にリアルですね!
過去にも何度か婦人科を訪れたことのあるマナカさんは、婦人科のいわゆる「足パッカーン」する診察台にも慣れていましたし、「医師はこれまでに何人もの患者を見てきているわけだし、ここで恥ずかしがるほうがむしろ失礼だろう!」と、堂々とした態度で診察台に上がりました。
そして、いよいよ子宮体がん検査のため、クスコと細いブラシを腟内に挿入されたのですが……検査中、マナカさんはひたすら「早く終われ、早く終われ、早く終われ!!」と耐え忍んでいたそうです。マナカさんいわく、「この時間は地獄だった」と思うくらい、かなり痛かったのだとか……。
実は、子宮体がん検査では、子宮の奥に器具を挿入しないといけないため、子宮頸がん検査に比べて痛みを伴うことも多いのだそうです。
今回の検査で、腟を広げられて子宮を触られる痛みを経験したマナカさんは、
「不妊治療で人工授精をしている人は、この痛みを毎回経験しているのか」
「世の中のママさんたちってすごいなあ」
と感じたそうです。
また、今回の子宮体がん検査に比べると、子宮頸がんの検査は圧倒的にラクだったと感じたマナカさんは、世の中の女性にはもっと子宮頸がん検査を気軽に受けてほしいとも思ったそうです。
監修/助産師 REIKO
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