この日に限って
いつもであれば生理前の体の違和感や感覚でもうすぐ生理がくるころかな?とわかるのですが、このときは予兆がありませんでした。普段は、予定日前後からおりものシートを着けているので、生理になってもそれまで焦ることはなかったのですが……。
このときはちょうど大事な業務中。業務を抜け出してお手洗いに行くことはできず、頭の中では「制服が汚れていないかな」という心配でいっぱいでした。
なかなかお手洗いに行けない
抜け出せない業務が始まり約30分……。仕事柄、常に笑顔でいなければいけなく、それどころではありませんでした。ふとした瞬間に、経血が出たようなあの「ヌルッ」とした感覚……。どうにかしてヌルッと出てくるのを防ぎたくて「おしりに力を入れたほうが良いのか?! いや、力を抜いていたほうが良いのか?!」と、頭の中で自問自答を繰り返すほど生理のことでいっぱいでした。
「もし制服が汚れてしまったら今日は替えがない! 早退させられるかも……」「最悪、下着は汚れてもいいから制服だけは助かってくれ……」。そう思いながら業務をこなしました。
お手洗いへGO
業務を終え、不安と心配と焦りが混ざった地獄のような時間からようやく解放されました。念のためなるべく背後を見られないように早歩きで急いでお手洗いへ。やはり嫌な予感は的中していました。業務中における想定外の生理はこのときが初めて。幸い、下着に多少経血が付いてしまっていましたが、そのときはちょうど立って仕事をしていたからか、制服に経血は付いておらずひと安心。
替えの下着は持っていなかったのですが、ロッカーにナプキンを置いていたため、事なきを得ました。
仕事中に嫌な予感が的中したのはこのときが初めての経験でした。いつもなら生理の予兆があるのにこのときに限って何もなく、生理予定日よりも前だったのでかなり焦りました。下着は汚れてしまいましたが、心配していた制服は無事だったのでひと安心した思い出です。
この日を境に、生理用品ポーチに下着を1枚準備するようになりました。まだ実際に使ってはいませんがこれからも予備下着の出番がないことを願っています。
著者/みどりここな
作画/ののぱ
監修/助産師 REIKO
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