そのあと、おとくんから出てきた言葉に、星田さんは感動してしまいました……。
「ねぇねぇおかーしゃん」何かと思えば…
晩ごはんのときに突然、おとくんが星田さんにおいしいごはんをありがとうと感謝の気持ちを伝えてくれました。
それはとても丁寧な言葉で、星田さんは感激して思わず涙。それからおとくんはいつも感謝を伝えてくれるようになりました。
一方、6歳年上の長男、にぃくんはそのようなことは言ってきません。けれど星田さんは、にぃくんも、もっと小さいころ、同じように言っていたことを思い出します。
だから今は、にぃくんがおかわりするだけで十分と、星田さんは感じているのでした。
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作った人に喜んで食べてもらえるというのは、ごはんを作った側からするととてもうれしいことですよね。それがわが子からこんな感謝の気持ちを言われたら……。とてもほっこりした気持ちになりますね。