アイさんが夫のスマホを見ると、お義母さんから「この間、あの女が会社で浮気しているとこ見たわよ!」「とにかく早く離婚しなさい!」という言葉が並べられていました。
アイさんは、浮気なんてしている暇がどこにあるんだろうかと呆れてしまいます。
すると、寝室へ夫がおかゆを持ってきてくれました。アイさんが自分のスマホを見ていたことを知った夫は、「見ちゃだめだよ、そんなのアイが傷つくばかりだ」と言いました。
お義母さんに、毎日アイさんへの悪口を聞かされていた夫。しかし、それをアイさんに話すことなくひとりで我慢をしていました。その事実を知り、アイさんは涙が止まりません。
「あなたも傷ついていたのに気づかなかった……」
「ごめんね……」
そして、「このままじゃいけない」そう思ったアイさんは、お義母さんと闘うためにスケジュールを組み、決戦の地、お義母さんの家に向かったのです。
わざわざ昼時に、お義母さんの家に行こうと決めていた理由は…
夫とお義母さん宅へ向かったアイさん。アイさんは、たとえお義母さんとの闘いに負けたとしても、今まで我慢しかできなかったことを思ったら大きな進歩だと思いました。
「夫と平和に暮らせればいい」アイさんの願いはそれだけでした。
お義母さんの家に着いたのは、午後1時を過ぎたころ。ちょうどお昼時でした。
アイさんがなぜお昼時にお義母さんの家に行ったかというと……。
お義母さんがアイさんのお昼ご飯を用意するかを確かめるため。わざとお昼時の時間にしたのです。
案の定、アイさんの分のお昼は用意されておらず……。
しかし、アイさんは自分でお弁当を作って持ってきていたのです。そしてお義母さんに言いました。
「こうなると思ってた」
動揺して言葉を失うお義母さん。
この段階から、お義母さんとの闘いの火蓋は切られていたのです。
◇ ◇ ◇
車で向かっている途中、足が震えながらも自分に大丈夫と言い聞かせて、アイさんはお義母さんの家に乗り込んだのですね。緊張や不安に襲われる中、お義母さんの対応を見るために、わざとお昼時を狙ったアイさん。とても計画的ですね。