先輩の会話を聞き、使ってみることに
私は大学のころ運動サークルに所属していました。ある日、先輩同士の「今日から生理だからタンポンないと無理だわ~」という会話がたまたま耳に入ってきて……。
当時、タンポンの存在は知っていましたが、腟に挿入する、という部分から抵抗感を抱いていた私。しかし、先輩は「タンポンがないと無理」とまで言っています。
あまりの絶賛っぷりに、「私の認識が間違っているのかな……」と、そのときは生理中ではなかったのですが、私はタンポンを買って挑戦してみることにしました。
ちょっと痛い、思うように入らない!
タンポンを購入し帰宅。そして、トイレで挑戦し……ここで問題が発生しました。タンポンが思うように入らないのです。
30分近く頑張りましたが、勘で入れようとしているので入らないし、入ったと思ったら腟の中が乾燥しているようででちょっと痛い……。今でこそ、この日は生理ではなかったため、乾燥による痛みを感じたとわかるのですが、当時の私は、ただただ痛くて苦い思い出に。
しばらく頑張ってみたものの結局疲れてしまい、タンポンを入れるのをやめてしまいました。
再挑戦したきっかけは…
その出来事から数年後、私は相変わらずタンポンに抵抗を感じていましたが、そんな私に転機が訪れました。
それは、初めて彼氏ができたことです。私は「いつかデートと生理が重なってしまったら、きっとデートを万全の状態楽しめない……!」と思い、再びタンポンにチャレンジすることを決意したのです。
そして、決意してから次の生理の日にタンポンに挑戦すると……思った以上に簡単に入れられてびっくり!
生理期間で経血が潤滑油代わりになったということもそうですが、彼と初体験を済ませていたことで腟に入れることの精神的なハードルが下がっていたのかなとも考えています。
あのチャレンジ以降、タンポンは現在も生理期間にお世話になるアイテムになりました。そして、今私が気になっている物が「経血カップ」です。いざタンポンのときみたいに使ってみたら「世界が変わった」と思うかもしれません。できるだけ早く手に入れて、経血カップに挑戦してみたいと思う私なのでした。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/きくちまき
作画/まっふ
監修/助産師 REIKO
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