あとから聞くと、「下着まで汚れてるなら、ズボンだと気持ち悪いだろうし。何より、メンズのパンツよりスカートのほうが似合うかなと思ってさ。それに、今日はピンクのトップスを着ているから、この色のスカートがいいかなと思ったんだ」とのこと。その言葉に、私はうれしさのあまり、涙がこぼれそうになってしまいました。そして、この日は私が汚れたままの下着をはいていることに気をつかってくれた彼が、「一緒に住んでるんだし、今日は帰ろうか」と、デートを早めに切り上げてその日は帰宅することに。
周囲から、女性用のタイツやストッキング、生理用品ならまだしも、中には子どものおむつまでも買うのを恥ずかしがる男性の話を聞くことも多い中、ひとりで女性物のスカートを買ってきてくれた彼。「恥ずかしくなかった?」と私が聞いても、「全然。君のためなら何も恥ずかしくない」と答えてくれる彼と、その後、私は結婚しました。
「女性の生理や、妊娠・出産の大変さを男はもっと知るべき。そうじゃないと大切な女性を守れないから」と言ってくれる彼との子どもを授かった今も、私の体や気持ちの変化を、彼は広い心で受け止めてくれています。
原案/中谷みなみさん
作画/しお
監修/助産師 REIKO
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