顎変形症の治療に向けて、6本の歯を抜く外科手術を受けることになったきなこもちさん。仕事の状況や自身の体調を考え、通院回数を減らすためにも一度の手術で一気に6本抜歯することに決めました。手術の際は全身麻酔を打つことになっていましたが……。
いよいよ手術!全身麻酔を打つと…
※血ぺい(血餅)とは:抜歯後にできる抜歯窩(歯を抜いた後の空洞)に血液が溜まり、凝固したもの。かさぶたのように、止血や傷の治癒を早める大切な役割を担っています。抜歯後は血ペいがはがれないように注意が必要です。
抜歯手術に向けて、入院を開始したきなこもちさん。翌日には手術が決まっており、その翌日には退院予定です。
手術当日は、執刀医や麻酔科医、看護師がバタバタと準備を進めるなか「ついに始まるのか……」と待っていると、きなこもちさんの手の甲に全身麻酔の注射が打たれます。
あまりの痛さに驚くきなこもちさんでしたが、麻酔がしっかりと効き気づいたときには手術が終わっていました。
麻酔が完全に切れるまでは、朦朧とする時間が続きます。ようやく意識もはっきりしてくると、次に襲ってくるのは口腔内での大量の出血! 6本抜歯しているので、血の量も相当のものだったのでしょう。
一晩中血が出てきていたと語るきなこもちさん。口の中がずっと血だらけとは、とても大変そうですよね……。
※この漫画は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※顎変形症とは:上顎や下顎の形状や大小のバランスの異常により、顔貌、発音、噛み合わせに問題が起こり、咀嚼や会話、顎関節の動きに異常をきたすこともあります。下顎が突き出す下顎前突、上顎が突き出す上顎前突、いわゆる「受け口」や「出っ歯」と呼ばれる状態は、顎変形症の代表的な症例です。顎変形症は生まれつきのものが多いですが、下垂体の腫瘍や顎関節部の外傷などによっても起こることがあります。軽度の顎変形症は歯列矯正のみで対応可能ですが、骨格的な歪みが大きく顎を動かさないと噛み合わせを改善できない場合は顎骨を切る外科矯正治療の適応になります。
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