末っ子の妊娠が発覚し、パートタイムの仕事を辞めるかどうか考えていたころのこと。今までのパートの仕事はハード過ぎて、流産の心配もありました。でも、何かしないと出産までの時間がもったいない……何かハード過ぎない短期の仕事はないだろうか?そう考えた私は、いろいろと調べた結果、職業訓練を受けることにしました。今回は、妊娠中に通った職業訓練校での体験をお話ししたいと思います。
つわり時期、職業訓練校に通うことに!
就職をするために勉強をしながら、収入を得ることができるのが職業訓練校です。もちろん、いろんな科目がありますが、私は日商簿記3級を選びました。
入学試験に無事合格できた私は、晴れて職業訓練校に通うことに。6カ月のコースだったのですが、つわりの時期とも重なり、正直楽ではありませんでした。座って勉強するだけだから……と思いきや、周りはみんな真剣です。
私も入ったからには試験に合格しなければなりません。授業中につわりがひどく脂汗が出てきたので、一度だけ席を立ったこともありました。
妊娠中期・後期は妊娠性皮膚掻痒症でボリボリ
安定期に入った中期・後期は、職業訓練校で過ごすという生活を送りました。中期に入ってからは、さすがに妊婦だということが周りの方々にもバレて、そのなかで妊婦仲間がいることもわかりました。
妊娠性皮膚掻痒症にも見舞われ、授業中もずっとボリボリ背中やおなかを掻いてしまうという恥ずかしい妊婦でした。妊娠中だからか、眠いし、ボーっとするしで授業内容を覚えるのは大変でした。
無事に資格取得できた!
少し大変な思いもしましたが、試験には無事合格することができ、お金もいただけたので充実した妊婦生活になりました。
すぐに働く前提でない妊婦は自治体の職業訓練を受けられないところもあるそうなので、もし職業訓練校の入校を検討するなら、お住まいの地域のハローワークで一度聞いてみるといいと思います。
妊娠期間の過ごし方は人それぞれです。ひとつの選択肢として職業訓練を受けて資格を取っておけば、産後の就職にも有利になるかと思います。(TEXT:荒津綾子)