えっ!?持ち寄りは1品だよね!?
ママ友のお宅でおこなうお祝いでは、各自負担にならないように簡単なものを1品だけ持ち寄ろうとみんなで決めました。しかし、毎回ママ友のAさんは、たくさんの唐揚げや子どもの数だけのプリンやお菓子など、1品以上を持ち寄るように。
Aさんの金銭的な負担になるのではと思い、「毎回たくさん持ってきてもらって申し訳ない」と伝えたのですが「気にしないで!」とのこと。私はモヤモヤした気持ちは残るもののAさんがそう言うのなら……と、それ以上の言葉はかけませんでした。
クリスマス会でもルールを守ってくれない
1カ月後、ママ友宅でクリスマス会を開くことになりました。今回準備するものは1品の持ち寄りと、500円以内の交換用のプレゼントです。しかしAさんが用意してきたものは、3品以上の食べ物とお菓子を数種類。交換用のプレゼントは、明らかに1000円以上もするおもちゃでした。
Aさんの様子を見てママ友のBさんが私に、「いつもこんなに用意をしてくれてるけど大丈夫なのかな……」と困った様子。私も同感でしたが関係が悪くなることを恐れ、Aさんには何も言えませんでした。
度重なる持ち寄りの料理の温度差に驚き
次の集まりは新年会でした。お正月ということもあり、Aさんは何を持ち寄るのだろうと不安がありました。すると、みんなが手料理やスーパーのお惣菜などを持ち寄るなか、Aさんはお寿司を用意してきたのです。
これには他のママ友もかなり驚いた様子でした。「ここまでしなくて大丈夫だよ!」と口々にママ友たちに言われたAさんは気まずくなったようで、新年会ではほとんど何も喋らず早々と帰って行きました。
それからもママ友宅での集まりはありましたが、Aさんは不参加。何となく他のママ友との集まりもなくなってしまいました。1品持ち寄りの約束や、プレゼント代などの決め事を守らなかったことからこのようなことになってしまいました。Aさんは良かれと思ってやってくれていたと思うので、なんだか複雑な気持ちです。今後は同じことを繰り返さないように、ママ友と気まずくなることを恐れず気になったことは伝え、良いママ友関係を続けていけるように努力したいと思いました。
著者:神崎 ハナ
2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。